「FIFA ワールドカップ カタール 2022」全64試合を無料生中継したABEMAが20日、各種視聴データを発表した。
視聴形態の構成比では、リアルタイム視聴が56%、オンデマンド視聴が44%。リアルタイムで観戦する視聴者が半数を超える中、無料見逃しフルマッチ配信や試合直後のハイライト映像など、時間にとらわれず、それぞれの生活様式に合わせた視聴スタイルも、大きな割合となった(※オンデマンド視聴の中には、試合の見逃しフルマッチ映像、ハイライト映像の視聴が含まれる)。
デバイス別視聴の割合は、スマートフォンが43%と多数を占める中、大画面のテレビ視聴が24%と伸長。視聴者の年齢は、10代が12%、20~34歳が33%、35~44歳が24%、45歳以上が31%という結果に。視聴者の性別は、男性70%、女性30%だった。
試合別視聴者数ランキングでは、グループステージを首位で通過した日本代表が悲願のベスト8進出を懸けて挑んだ「日本×クロアチア」が1位。次いで、勝てば決勝トーナメント進出も激闘の末、惜しくも敗北してしまった「日本×コスタリカ」が2位。第3位は、大会優勝経験国相手に2回目のアップセットを果たした「日本×スペイン」がランクインした。
試合別のコメント数ランキングでは、12月5日の決勝トーナメント1回戦「日本×クロアチア」の総コメント数、約140万回が1位。2位は、12月18日の決勝「アルゼンチン×フランス」にてコメントされた約100万回がランクイン。日本代表の初戦となった「ドイツ×日本」でコメントされた約80万回が3位に入った。
「FIFA ワールドカップ カタール 2022」では、ABEMA開局以降最大のトラフィックを記録。全64試合生中継にあたって、大規模配信システムをクラウドサービス上に構築、映像配信処理については、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のマネージドサービスである AWS Media Services シリーズを活用し、加えて多くの視聴者様に安定して映像を届けるために、CDNとしてAkamai/AWSのAmazon CloudFrontを併用することで大規模な配信キャパシティと耐障害性を確保しつつ、高品質な映像を届けた。
今回、ABEMAではTwitter社と様々な連携を実施。日本国内で、Twitterで「ABEMA」もしくは「ABEMAでFIFAワールドカップ」という言葉が、試合が行われた23日間のうち21日間でトレンド入りを記録した。「FIFAワールドカップ」において単一プラットフォームの名称が試合当日に21日間トレンド入りすることは、日本初だという。
また、「ABEMA FIFA ワールドカップ 2022 プロジェクト」のGM(ゼネラルマネージャー)を務め、解説が連日話題となった本田圭佑氏のブランド絵文字を共同開発。指定ハッシュタグ(「#本田圭佑」「#本田の解説」「#本田さん」)をツイートすると本田氏の絵文字が出現、本田氏の解説とともに多くのユーザーが話題にし、ブランド絵文字が活用された投稿数は約65万件となった。
ABEMAが運営するYouTubeチャンネル「ABEMA FIFA ワールドカップ カタール 2022 【公式】」で公開された「FIFA ワールドカップ カタール 2022」関連動画の再生回数ランキングは、日本代表のグループステージ3試合目の「日本×スペイン」で、堂安選手が放った強烈な左足同点弾が約600万回再生され、1位に。速報試合ハイライトがランキング上位を占める中、5位には約300万回再生された「岡田武史×本田圭佑 特別対談@ドーハ」がランクイン。日本代表がスペインに勝利し、決勝トーナメント進出を決めた直後に公開したもので、“監督×監督”や“監督×選手”という様々な視点から「日本×スペイン」の勝因について分析する同動画は、公開からわずか1日で約250万回視聴となり、YouTube急上昇ランク3位を記録した。
ABEMAでは、12月31日までフルマッチ映像を無料で見逃し配信するほか、来年3月31日まで、これまで激戦が繰り広げられた試合の名場面を楽しむことができる「ハイライト」も無料配信。「ABEMAプレミアム」に登録すれば、1月1日から3月31日まで、試合のフルマッチ映像を視聴できる。
ABEMA今後も、12月26日から再開する世界最高峰のプロサッカーリーグ「プレミアリーグ」をはじめ、「様々なスポーツの生中継において『ABEMA』ならではの新しいスポーツ観戦体験を通し、そこから新たなスター選手が誕生するきっかけや、業界のさらなる発展に寄与できるよう『ABEMA』ならではの魅力的なスポーツコンテンツの提供に努めてまいります」としている。
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