JR九州は20日、新幹線と特急列車に適用しているグリーン料金の見直しについて、2023年4月1日購入分から実施すると発表した。利用状況とJR九州を取り巻く経営環境の変化を受け、料金の見直しを行うとしている。

  • JR九州の特急形電車885系。今年9月のダイヤ改正後、「リレーかもめ」や「みどり」の一部列車にも使用される

改定後のグリーン料金は新幹線・特急列車ともに同額とされ、営業キロ100kmまで1,300円(現在は新幹線・特急列車ともに1,050円)、200kmまで2,800円(現在は新幹線2,100円、特急列車1,600円)。201km以上は4,190円(現在は新幹線3,150円、特急列車2,570円)に値上げされる。

特急列車のDXグリーンおよびグリーン個室の料金も値上げに。DXグリーンの料金は改定後、営業キロ100kmまで2,080円(現在は1,680円)、200kmまで4,760円(現在は2,720円)、201km以上で6,150円(現在は3,770円)。グリーン個室の料金は改定後、営業キロ100kmまで2,600円(現在は2,100円)、200kmまで5,600円(現在は3,200円)、201km以上で8,380円(現在は5,140円)となる。

  • 885系のグリーン車(報道関係者向け試乗会にて撮影)

博多駅から直方駅までの区間で設定している特急列車の特定グリーン料金も、現行の320円から500円に値上げ。なお、「或る列車」「ななつ星 in 九州」「36ぷらす3」に適用するグリーン料金は改定されない。別府~宮崎間の特急列車停車駅相互間に適用される特定グリーン料金は廃止される。