パイロットコーポレーションは、毎年「ビジネスパーソンの年賀状に関するアンケート調査」を行っている。今回で43回目となる本調査は、企業・団体等に勤務する20代~60代のビジネスパーソン405人を対象に、2022年11月17日から12月8日まで質問用紙の配付・回収による無記名留置調査を実施した。

  • 来年、年賀状(郵便)を出す予定ですか?

2023年の年賀状を出すかどうかを尋ねたところ、2023年は年賀状を「出す」と答えた人は50.9%となり、約半数の人が「出さない」という結果となった。年賀状を「出す」と回答した人は2022年調査の65.6%から15ポイント減少した。

  • 年賀状を出す理由、出さない理由

年賀状を出す理由は、「新年の挨拶として」が73.3%と「日頃、御無沙汰しているので」が42.2%で上位になり、次いで、「毎年、年賀状をもらうので」(37.4%)が数を集めた。一方で、年賀状を出さない理由を聞いてみると、「LINE等メッセージアプリで代用」(69.3%)が昨年より4.4 ポイント増加し、LINE等のメッセージアプリが年賀状に代わる手段として広がっていることが伺える。また、昨年調査で年賀状を出す理由の3位だった「コロナ禍で会えていないから」は、今回はランク外となった。

  • 年賀状の枚数は、何枚くらいを予定していますか?

また、年賀状を出す枚数は平均「36枚」となり、ここ5年の調査で最も少ない。友人・親類等の枚数は昨年と変わらず「28枚」であるものの、仕事・会社関係が「8枚」と減っている。これは同僚の住所を知らないなどの要因も考えられる。

  • 新年の挨拶で、一番もらってうれしいのはどの方法ですか?

そんな中、新年の挨拶で一番うれしい方法を尋ねると、「年賀状」(67.2%)がトップになった。年賀状を出す人は減っているものの、「年賀状」は今でももらうとうれしい新年の挨拶であることが分かった。

  • 年賀状が届くとどう感じますか?

実際に年賀状が届くとどう感じるかを聞いてみると、9割以上の人が「うれしい」(91.1%)と回答し、年賀状をもらうことは今でもうれしいと感じる人が多いようだ。

  • 誰からもらう年賀状が一番うれしいですか?

具体的に年賀状をもらって一番うれしい相手を聞いてみると、「友人・知人」(58.0%)がトップで、次いで「親類関係」(9.6%)、「特にいない」(7.7%)という結果になった。

  • 届いてうれしい年賀状のタイプはなんですか?

また、届いてうれしい年賀状のタイプを聞いてみると、「手書きのコメント入り」(64.2%)が全体で6割を超え、手書きコメント入りの年賀状の人気が高かった。次いで、「家族や子どもなどの写真が入 っているもの」(19.5%)も人気があった。

  • 届いた年賀状のどこが一番気になりますか?

また届いた年賀状のどこが一番気になるかでは、「添えられたメッセージの内容」(64.9%)がトップになり、手書きでメッセージを添えるタイプの年賀状が人気であるようだ。

  • 誰に年賀状を出しますか?

誰に年賀状を出すかを尋ねると、「友人・知人」(97.1%)がトップになり、「親類関係」(75.7%)、「恩師・恩人」(27.2%)が次いでランクインした。5位以下には「会社等の上司」(22.3%)や「取引先」(22.3%)など仕事関係の人に票が集まった。

  • できれば年賀状を出したくない相手は誰ですか?

また、できれば年賀状を出したくない相手について聞いてみると、「出したくない人はいない」(54.1%)がトップになりました。実際に「出したくない相手」としてあがったのは、毎年恒例とも言える「会社等の上司」(33.8%)がトップになった。次いで、「会社等の同僚」(23.2%)、「取引先」(22.0%)など、2位以降は仕事に関する項目が5位まで続いた。