女優の松井玲奈が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』に出演することが20日、発表された。大河ドラマ初出演で、家康の心に入り込む神秘的な女・お万役を演じる。

松井玲奈

第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。

松井が演じるお万は、池鯉鮒神社神主の娘。戦災を逃れ、瀬名仕えの侍女となり、やがて浜松城で暮らす家康のそばに仕えることになる。神秘的で妖艶な魅力が漂い、武田信玄との激戦で疲れた家康の心の隙間に入り込む。

松井のコメントは以下の通り。

――演じる人物の印象はいかがですか? 『どうする家康』出演への意気込みも含めてお願いいたします。

お万は、戦いで疲れた家康を癒す、柔らかい役だと感じていますが、奥には強い信念を持ち、前を向き踏み出そうとする女性に感じました。彼女の語る展望は、今の世の中にも通じるものであり、私は深く共感しました。臆する事なく、言葉ひとつひとつに想いを込めて演じたいと思います。

――ご出演にあたって、楽しみにされていることはありますか。

脚本がテンポよく、コミカルで、読んでいておもわず笑ってしまう場面がたくさんありました。実際にお芝居をした時、これがもっと膨らんでどんな場面になっていくのか、今から楽しみです。

――古沢作品で好きなものがあれば、理由とともに教えてください。

古沢さんの作品には初めて出演します。『リーガル・ハイ』で雨のように降る台詞の中に、メッセージの強い言葉が放たれるのがとても印象的でした。