女優の北香那が、嵐・松本潤が主演を務める2023年のNHK大河ドラマ『どうする家康』にお葉役で出演することが20日、発表された。『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019)、『鎌倉殿の13人』(2022)に続き、3回目の大河ドラマ出演となる。
第62作大河ドラマとなる本作は、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を新たな視点で描く物語。主人公・徳川家康を松本潤が演じ、脚本を古沢良太氏が手がける。
北が演じるお葉は、無愛想で働き者の、家康初めての側室。侍女として松平家に入った、今川家臣・鵜殿家の血筋の娘。控えめで働き者、人の嫌がる仕事も率先してやるなど、気立てがよく、家康のそば仕えをする女性を探していた瀬名(有村架純)と於大(松嶋菜々子)に見初められる。西郡の局として知られる。
北のコメントは以下の通り。
――演じる人物の印象はいかがですか?『どうする家康』出演への意気込みも含めてお願いします。
脚本を読んだ当初、お葉はクールで真面目な女の子というイメージが強くありました。ですが、監督とお話しするにつれて、ありがたいことに私の中で大幅にお葉のイメージが拡大され、ただ真面目でクールなだけでなく、一つ一つの動作がロボットのように特徴的で、掴みづらいけれど、実は色々なことを考えながら生きている深みのある役だと今は感じています。初めて演じるタイプの役柄で、やり甲斐のある役をいただけてとてもうれしいです。
――古沢良太さんの作品で好きなものがあれば、理由とともに教えてください。また、『どうする家康』の脚本を読まれて面白いと思われた部分があれば、お願いいたします。
古沢さんの作品では映画「キサラギ」が、当時中学生の時に観た映画なのですが、今でもすごく印象に残っています。当時アイドルヲタクだった私は釘付けになって見入っていました。一つの部屋の中でのお芝居も魅力的ですし、伏線があちらこちらに仕掛けられていて、展開豊富で、笑いもあり感動もあり、とても大好きな作品です。「どうする家康」はお話が面白いのはもちろんですが、現代的にわかりやすい表現が使われていることもあり、どの年代の層にも内容が入って来やすいのではないかなと思います。それぞれのキャラクターが印象的なので、各キャラクターにファンが付きそうだなぁなんて思いながら、楽しく読ませていただきました。出演できることをとてもありがたく、嬉しく思います。