パーソルキャリアは12月19日、「平均年収ランキング2022」を発表した。調査は2021年9月~2022年8月の間に、同社運営転職サイト「doda」のサービスに登録した約56万人のデータを元に、正社員として働く20歳~65歳までのビジネスパーソンの平均年収をまとめたもの。

  • 平均年収の推移

    平均年収の推移

2022年の平均年収は、2021年から変わらず403万円だった。しかしながら、2018年から11万円ダウンしており、男女別にみると、男性が455万円から449万円に6万円ダウン、女性が348万円から347万円に1万円ダウンしている。

  • 職種別「平均年収ランキング」TOP50

    職種別「平均年収ランキング」TOP50

職種別では、全167職種のうち、「技術系(メディカル/化学/食品)」の「医師」(1,027万円)が1位に。続く2位は「金融系専門職」の「投資銀行業務」(850万円)、3位には同じく「金融系専門職」から「運用(ファンドマネジャー/ディーラー)」(845万円)が続き、トップ20に最も多くランクインした職種分類は「専門職(コンサルティングファーム/専門事務所/監査法人)」で、「業務改革コンサルタント(BPR)」(7位・680万円)、「リスクコンサルタント」(8位・678万円)など6職種。それに次いで「企画/管理系」が5職種、「技術系(IT/通信)」が4職種ランクインした。

  • 業種別「平均年収ランキング」TOP50

    業種別「平均年収ランキング」TOP50

業種別(全95業種)では、1位が「たばこ」(769万円、昨対+117万円)、2位は「投信/投資顧問」(768万円、昨対+106万円)と、いずれも前年から100万円以上アップしており、年収上昇幅でも1位・2位を獲得。

また、トップ20をみると、「たばこ」(1位・769万円)や「トイレタリー」(6位・552万円)といった「メーカー」と、「投信/投資顧問」(2位・768万円)や「証券会社」(5位・575万円)といった「金融」が最も多く、それぞれ6業種ランクイン。次いで、「医薬品メーカー」(3位・617万円)や「医療機器メーカー」(9位・537万円)などの「メディカル」が5業種ランクインした。

  • 都道府県別「平均年収ランキング」

    都道府県別「平均年収ランキング」

47都道府県のランキングでは、1位「東京都」(440万円、昨対+2万円)、2位「神奈川県」(423万円、同+1万円)、3位「千葉県」(410万円、同+2万円)、4位「埼玉県」(401万円、同+4万円)、5位「茨城県」(400万円、同+1万円)と、関東エリアが上位を独占。

トップ20には、「関東」エリアが7都県、「東海」「関西」エリアが4府県、「北信越」「中国・四国」エリアがそれぞれ3県ランクインした。