嵐の二宮和也が、18日に放送されたラジオ番組『BAY STORM』(bayfm/毎週日曜22:00~22:30)に出演。全国公開中の主演映画『ラーゲリより愛を込めて』への思いを語った。

第2次世界大戦終結後、シベリアにある強制収容所に抑留された人々を描いた同作。二宮は、過酷な環境下においても、生きる希望を捨てなかった実在の人物・山本幡男を演じている。この日は、「父親がシベリア抑留から帰還した」というリスナーのお便りを受け、「近代史の話ですから、そういう経験をしたことがある人が、本当にたくさんまだいらっしゃるんでしょうね」と吐露。続けて、「僕のおじいさんもそうなんですよ。この映画と一緒で、満州からそのまま連れて行かれて。昭和24年だったかな? 終戦4年後に帰って来るんですけど」と打ち明け、「だから、妙な縁を感じていて。この作品に」としみじみ語った。

さらに、同作のオファー時を振り返り、「スケジュール上、“2020年は嵐の思い出で1年埋めたいので”という話で、お断りしてたんですけど……。“待ちます”っていうことを言っていただけて、さらに縁を感じざるをえないというか」と述懐。「いや、うれしかったなと思いましたよ。おじいさんが経験したものは、別に教えてもらったわけでもないし、そこまで意義深く思ってなかったけど。巡り巡ってじゃないけど」と、同作に不思議な縁を感じているようで、「本当にそういう近い時間軸で、こういうことが起きていたんだっていう。今公開中ですから、もし気になる方がいらっしゃいましたら、ぜひとも映画館で観ていただきたい」と力強くアピールしていた。

なお同番組は、放送後1週間以内であればradikoで聴取可能(エリア外の場合はプレミア会員のみ)。