小栗旬主演の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合 毎週日曜20:00~ほか)が18日に最終回を迎え、のえ役の菊地凛子がコメントを寄せた。

  • のえ役の菊地凛子

平安末期から鎌倉前期において、源平合戦や鎌倉幕府誕生、執権政治に至るまでの権力争いを描いてきた『鎌倉殿の13人』。三谷幸喜氏が脚本を手掛けた。

菊地のコメントは以下の通り。

【のえを演じ切って】
最後までのえを演じられて本当によかったです。感無量というか、自分の中の“のえ”というのを、伊賀の方をやれたというのは本当に幸せでした。

【のえと義時について】
ちょっと前の義時さんだったら、きっとのえもここまで跡継ぎとか、政村(新原泰佑)ということじゃなくて、もっと夫を見られたかもしれないし、義時さんもちょっと前の義時さんだったら、もっと違った愛情のかけ方で夫婦として違う姿が見られたんじゃないかなと思うと、すごくすごく切なくて。だけど伊賀の方というのは義時さんと一緒にお墓に眠っているので、そこまで悪い人じゃなかったんだろうなとは思っているんですよね。本当に悪い人だったら、一緒に眠ったかなとか、周りからもそこまで嫌われていなかったんじゃないかなと。そういう背景を考えると、彼女のちょっとしたチャーミングさとかそういうところも見せられると、ただただ毒を盛ったということじゃない。毒を盛るって相当なことですし、人を死に至らしめるというのはすごい決心だと思うんですよね。それ相応の理由が、もっと違うところにあるというのが、やりたかったところではあったので、そこが出せているといいなと思っています。

(C)NHK