アニコム ホールディングスは12月15日、ペットの疾患統計などをまとめた「アニコム 家庭どうぶつ白書2022」を公開した。
同調査は2020年4月1日~2021年3月31日、アニコム損保の「どうぶつ健保」の契約を開始した犬676,442 頭、猫175,089 頭、鳥8,118羽、うさぎ21,604頭、フェレット6,544頭、モモンガ2,658頭、リス655頭、ハムスター11,457頭、ネズミ2,838頭、モルモット2,660頭、ハリネズミ3,891頭、トカゲ1,167頭、チンチラ3,946頭、カメ614頭、ヘビ124頭(全年齢、性別不明含む/契約の解除・取消を除く)を対象としている。
犬と猫の平均寿命を調べたところ、犬は14.1歳、猫は14.4歳と、いずれも調査開始時と比べ、過去最長となった。
人気の猫8品種について、かかりやすい・かかりにくい病気のデータを分析した。混血猫は「歯周病/歯肉炎」や「肝酵素上昇」が他の猫種に比べて多く見られる傾向にある。スコティッシュ・フォールドは「関節炎」や「弁膜症」、アメリカン・ショートヘアーは「腎結石」や「心筋症」にかかりやすいことがわかった。
防災対策として、どうぶつのために行っていることを聞くと、49%が「どうぶつ用の避難用品や備蓄品の確保」、40%が「しつけと健康管理」と答えた。「特に実施していない」は20%で、80%が何らかの対策を行っている。避難訓練に実際に参加したことがある人は、2%に留まった。