JR西日本は、2023年3月18日に実施するダイヤ改正で、特急「はまかぜ」の運転区間を見直すと発表した。「はまかぜ1・4号」は運転区間を延長し、大阪~鳥取間の運転に。「はまかぜ2・5号」は運転区間を短縮し、大阪~豊岡・城崎温泉間の運転とする。
特急「はまかぜ」はキハ189系を使用し、大阪駅からJR神戸線(東海道・山陽本線)、播但線、山陰本線を経由して香住・浜坂・鳥取方面へ向かう列車。現在、「はまかぜ1・4号」は大阪~浜坂間、「はまかぜ3・6号」は大阪~香住間、「はまかぜ2・5号」は大阪~鳥取間で運転されている。2021年3月のダイヤ改正で、3往復とも全車指定席となった。
「はまかぜ1・4号」は来年3月のダイヤ改正後、運転区間を大阪~鳥取間に延長。下り「はまかぜ1号」は発車時刻を1時間50分繰り上げ、現行の大阪駅9時38分発から同駅7時48分発に変更する。姫路駅の発車時刻は8時58分(現在は10時44分)、豊岡駅の到着時刻は10時35分(現在は12時16分)、城崎駅の到着時刻は10時46分(現在は12時27分)となり、上り「はまかぜ6号」と組み合わせることで、大阪・姫路方面から豊岡・城崎温泉エリアでの滞在時間が約1時間40分拡大するとのこと。
ダイヤ改正後の下り「はまかぜ1号」は、終点の鳥取駅に12時8分に到着する。同じく運転区間を延長する上り「はまかぜ4号」は、鳥取駅を12時57分に発車。浜坂駅から先は現行の列車とほぼ同時刻となり、姫路駅16時3分着、大阪駅17時5分着となっている。大阪~香住間を走る「はまかぜ3・6号」も、現行の列車とほぼ同時刻で運転される。
現在、大阪~鳥取間で運転されている「はまかぜ2・5号」は運転区間を短縮。ダイヤ改正後、下り「はまかぜ5号」は大阪駅18時4分発・豊岡駅21時4分着で運転され、豊岡駅で鳥取方面の普通列車と接続する。上り「はまかぜ2号」は城崎温泉駅7時13分発・大阪駅10時1分着で運転され、城崎温泉駅で鳥取方面からの普通列車と接続を図る。