MOTAはこのほど、同社が運営する「MOTA中古車検索」サービスにて、ユーザーが2022年11月1日〜30日に中古車検索を行なった車種別件数ランキングを発表した。
MOTA中古車問い合わせランキング【2022年11月版】は2022年11月1日〜30日を対象期間とし、同社が運営する中古車問い合わせサービスでのユーザーによる問い合わせ件数を集計。調査対象は期間中にMOTA中古車検索に掲載されたすべての車種となる。
ホンダの軽が不動の首位
◆2022年11月MOTA中古車問い合わせ件数ランキングTOP10
1位 | ホンダ N-BOX(前回1位) |
2位 | トヨタ アルファード(前回4位) |
3位 | トヨタ プリウス(前回3位) |
4位 | スズキ ジムニー(前回5位) |
5位 | ダイハツ タント(前回2位) |
6位 | トヨタ ヴォクシー(前回8位) |
7位 | ホンダ ステップワゴン(前回10位) |
8位 | スズキ ハスラー(前回6位) |
9位 | 日産 セレナ(前回7位) |
10位 | トヨタ ハイエースバン(前回18位) |
2022年11月のMOTA「中古車問い合わせランキング」は細かな変動がいくつもあったが、1位は不動のホンダ「N-BOX」がランクイン。新車部門でも販売台数国内1位のN-BOXは、中古車でもやはり強かった。
続く2位は、前回4位まで落ちていたトヨタ「アルファード」。フルモデルチェンジの発表はまだかまだかと待っているユーザーも多いかもしれないが、中古車人気はまだまだ強いようだ。
3位も前回に引き続きトヨタ「プリウス」がランクイン。2022年11月16日には7年ぶりにフルモデルチェンジされた新型が世界初公開されたため、今後の中古車市場におけるプリウス人気に注目だ。
4位はスズキ「ジムニー」。納車待ちが1年以上といわれるだけに「1年も待てない! でも現行型がほしい」という人が「登録済み未使用車」などの検索を行っているようだ。メーカーの新車ディーラーですぐに入手できない場合、中古車市場での「登録済み未使用車」という買い方もあるということを認識しておくといいだろう。
トップ10の全体の傾向としては軽自動車が4車種、ミニバンが4車種ランクイン。この2つのボディタイプが中古車市場で人気であることがはっきりしている。
5位のスズキ「タント」、8位のスズキ「ハスラー」、9位の日産「セレナ」はそれぞれ順位を落としたが、逆に6位のトヨタ「ヴォクシー」、7位のホンダ「ステップワゴン」、10位のトヨタ「ハイエースバンが順位を上げている。
特に10位のハイエースバンは、前回18位から大きくジャンプアップ。通常、仕事用の車として街中で見ることが多いが、最近はアウトドア人気の影響もあって、キャンピングカーや車中泊カーにカスタムしている人も増えているようだ。またシンプルなデザインのハイエースバンをお洒落にドレスアップするエアロパーツや乗り心地を改善させるパーツも多く、カスタムのベースカーとして魅力的な1台となっている。
続いて、トップ3に入った車を紹介している。
◆1位 ホンダ N-BOXの概要と中古車市場情報
N-BOXは居住性、安全性、使い勝手の良さから超人気の軽トールワゴン。
天井が高くて広い車内は、左右独立でスライドさせられるリアシートを合わせて、抜群の使い心地を誇る。室内高は140cm(1,400mm)もあり、子どもが車内で立って着替えることもできる。
また、2019年4月より発売した全タイプに先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を標準装備。衝突軽減ブレーキやリアワイドカメラの性能アップにより、より安全性能が向上している。こういった安心・安全性能の高さも人気の理由のひとつとなる。子育て世代には特にオススメの1台だ。
■中古車価格:20.5万〜291.8万円
■MOTA掲載台数:19,014台
(価格および掲載台数は、2022年12月7日現在のデータ)
◆2位 トヨタ アルファードの概要と中古車市場情報
前回4回からふたたび2位に人気が復活したトヨタ アルファードは、ご存知のとおりトヨタが誇るフラッグシップミニバン。
迫力満点の大柄なボディに、ラウンジのように高級感溢れる内装を組み合わせ、そのラグジュアリー感に高い評価を得ている。
「ヴェルファイア」とは基本設計は共通で、縦方向に長いデザインのフロントグリルが特徴的。前方からの衝突を防ぐプリクラッシュブレーキのほか、ボディ各所に障害物センサーやカメラを搭載し、車庫入れや、歩行者の多い道路の走行をサポートする「トヨタセーフティセンス」などが標準装備。燃費の優れたハイブリッドモデルもラインナップされている。
■中古車価格:27.8万円〜2,414.5万円
■MOTA掲載台数:5,185台
(価格および掲載台数は、2022年12月7日現在のデータ)
◆3位 トヨタ プリウスの概要と中古車市場情報
3位は、ハイブリッドカーのパイオニアとして誕生して以来、4代にわたって進化を重ねてきたトヨタ プリウス。
新設計のボディ骨格「TNGA:Toyota New Global Architecture」の採用により、思い通りの走り、さらに優れた燃費、車内の静粛性、適正化された運転姿勢など、様々な面で性能がアップされている。
障害物や歩行者を検知し、衝突を防ぐプリクラッシュブレーキも搭載。プリウス初となる4WDグレードも新たに設定され、さらに人気を集めている。
なお、プリウスは2022年11月16日に、7年ぶりのフルモデルチェンジで、5代目となる新型が世界初公開された。発売は今冬からと発表されている。
■中古車価格:29.8万円〜398.3万円
■MOTA掲載台数:7,962台
(価格および掲載台数は、2022年12月7日現在のデータ)
◆今月の注目の1台「スズキ ジムニー(4位)」
今月は、前回4位より1ランク上がったスズキ ジムニーに注目している。
ジムニーは国内のみならず、世界中で信頼されるコンパクトなオフロード車。余裕ある地上高により、雪道や泥道でも簡単にはスタックしないので、急勾配や段差も難なく乗り越えてくれる。
2018年に20年ぶりとなるフルモデルチェンジをして、アイコニックなデザインや悪路走破性はそのままに、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報を搭載するなど安全性がアップデートされている。
また、全グレードで5速MTが選べるのも、ジムニーをアウトドアの相棒として活用したいユーザーには嬉しいポイントだ。
■中古車価格:19万円〜369万円
■MOTA掲載台数:5,290台
(価格および掲載台数は、2022年12月7日現在のデータ)