子どもの成長はあっという間。1年前の写真を見返すととっても大きくなっていてびっくりしますよね。成長はそれぞれ違えど、「懐かしい〜」と思うポイントは共有点が多いはず。
そんな中、Twitterで育児漫画を投稿しているひとりさん(@hitorie1983)が描いた、お子さんとの「なつかしいもの」シリーズがとても共感できると話題になっています。
なつかしいもの。
(@hitorie1983より引用)
生まれたばかりの頃から小学生になった現在に至るまで、まるで一つのドラマを見ているような気分になります。筆者もつい自身の子どもと重ね合わせてしまいました。暖かい気持ちになると共に、懐かしくて泣きそうになります。 大変だったけど色んなことを経験させてもらった日々を思い返しますね。
リプ欄には「まだ親じゃないですけど、親の気持ち、おじいちゃんおばあちゃんの気持ち考えたら涙溢れてきました」「うちはまだ始まったばかりだけど、すでになつかしいものがあります。日々大事に過ごしたいです」「わかるわぁただいま現在進行形です(泣)」「色んな なつかしいものを覗かせてもらいました」など、子育て中でない方や現在進行中の方、既に経験された方などさまざまな世代での反響が寄せられています。
ひとりさんの絵がとっても上手なので、写真のように一つ一つのシーンを鮮明に思い返すことができるんですよね。この絵を描いたきっかけなどをお伺いしてみました。
ーーこの「なつかしいもの」を描こうと思われたきっかけなどがあれば教えていただけますでしょうか。
スマホの写真を眺めていて、生まれたばかりの頃、まだ幼い頃など、見ていて懐かしくなり、Twitterに上げるために絵にしました。1枚描いてみると、描くために写真をじっくり眺めることになり、ワンシーンごとに思い出すことがじわじわ湧いて来て、結果として連作になりました(ここまで今年の5月頃)。
最近、そのときの絵を眺めていて、時系列に並べるとストーリーを感じてもらえる作品になるかもと思い、ラストの3ページを付け足してTwitterにアップしたのが先日のことです。
ーー今娘さんは小学生ですが、子育ての中でどんな時にふと小さい頃が懐かしくなりますか?
子どもが何ができるようになったとき ですかね……成長はとてもうれしい一方、「●●ができなかった娘」はもういないんだなと感じます。最近だと、漢字をたくさん使って手紙を書いてくれるようになったとか。成長のうれしさに1ミリだけ、寂しさみたいなものが混じります。
ーー今回投稿されたイラストの中で、とくに思い入れのあるものなどがあれば教えてください。
絵にしてない中にもたくさんの思い出があって難しいですが……「じーじ」ですかね。たまたま写真があったのでじーじピックアップにしたのですが、娘が産まれたときぼくの父も母も妻方の親族もみーんながすごく喜んでうれしそうに祝福してくれたんですよね。
その瞬間のことは親として忘れず、自分と周りの愛情を子どもに伝え続けていきたいなって思います。すぐいらいらしちゃうので。笑
ーー今回のツイートに多くの反響が寄せられていますが、率直な感想を教えてください。
たくさんの人に見てもらえてとてもうれしいです。どうやらいろんな年代の人に見てもらえたようで、「私は1/6(画像1枚目)の段階」とか、「うちの子はもう成人していて…」とか、若いひとからは「両親がこうやって自分を育ててくれたんだと感じた」とか、さまざまな立場の方からの声をいただけました。いろいろな方に、子育ての過去や未来、親から見た自分というものを思い出したり想像したりする機会にしていただけたなら、すごく光栄です。
また子育て中じゃない方からもコメントありました。「今が過ぎ去ってすぐになつかしくなる」というのは子育てに限らない普遍的なことだと思うので、子育て中以外の方にも感じてもらうことがあったならなおさらうれしいです。感想で一番多かったのは、「泣いた」というものでした。ぼく自身泣きそうな気持ちでひとつひとつの絵を描いたので、絵を通じて同じ感情を多くの方と共有でき、貴重な経験になりました。
ひとりさんのコメントのように、まさにこの瞬間も懐かしく思える時が来るのでしょうね。振り返った時に後悔しないように、「今」を大切にしていきたいです!
なつかしいもの。 1/6#ぽんすけ成長日記 pic.twitter.com/bqvUkyEBpQ
— ひとり@育児マンガ「ぽんすけ成長日記」連載中 (@hitorie1983) December 11, 2022