2019年にHKT48を卒業し、現在は女優として活動する兒玉遥。11月25日に6年ぶり2冊目、女優としては初めての写真集『stay 25』(ワニブックス)を発売した。“NGなし”でありのままの姿を写し出したという同作は、計算外の仕上がりで、「見た方をかなり驚かせる」内容になったという。
そんな写真集の制作で感じた懐かしさや、タイトルに込めた思いに迫る今回のインタビュー。女優としての3年間を振り返りながら、自身の過去、そして成長を感じた瞬間など、“25歳 ありのまま”の本音を探った。
■HKT48時代とは違った写真集を発売できる意味「当たり前じゃない」
――11月25日に約6年ぶり、2冊目の写真集が発売されました。9月に投稿されたインスタグラムで、「1stとは違う感覚だった」とおっしゃっていましたが、どのような違いがありましたか?
1st写真集のときは、HKT48として活動していて、周りのメンバーも続々と写真集を出していたので、いつか私も写真集を出せるかもと期待していた部分もあって。当時もとても嬉しかったんですが、卒業して女優に転身した現在は、“兒玉遥”という個の力が試されるようになりますし、女優として写真集を出すということは、前ほど当たり前じゃないと思うんです。
だからこそ、お話をいただけたことも嬉しかったですし、写真集チーム全員で1つのものを作り上げる感覚が懐かしく感じて、感慨深いものがありました。走り出したときは不安もありましたが、撮影に入ったらその緊張から解放された感覚もあって、こうやって作品として残せたことが私にとって大きな財産です。
――久しぶりにチームで動く楽しさを実感できたんですね。今作では多くのチャレンジがあったそうですが、制作が決定してからご自身の中でイメージは固まっていたんですか?
はっきりとしたイメージは明確に想像できていなくて。撮りたい衣装やシチュエーションはあったんですが、計算外の仕上がりです(笑)。予想していたよりいい写真がたくさん撮れたなと思いました。何より撮影現場は本当に自由だったので、スタッフの皆さんのお力を借りて、今まで見たことのない新鮮なショットがたくさん残せたかなと……。個人的には最後のあたりに収録されている水色のカットソーを着ている写真は、見てくださった方をかなり驚かせるんじゃないかなと思っています。
――ファンの皆さんからの反応も楽しみですね! また、タイトル『Stay 25』はご自身で考案されたそうですが、どういった思いを込められたのですか?
25歳ありのままの自分で。永遠に存在するようにという意味が込められています。実は、他にもいくつか候補はあったんですが、最初の撮影の写真を見てから決めようという話になって、写真を見ていく中で他の候補よりもしっくりきたんです。違和感がないと言えばいいのか、写真に集中できる題名だなと思ったのが決め手です。他の案は、秋元(康)先生が考えそうな曲のタイトル風な『君はいま、何を考えているのか』とか、シンプルに自分の名前で『遥』とか(笑)。『隣の鼓動』も結構良かったな……!