北越急行は16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施し、全列車をほくほく線の各駅に停車する普通列車として運転すると発表した。現行の超快速「スノーラビット」と快速列車もダイヤ改正に合わせて運転を取りやめ、種別を変更する。
超快速「スノーラビット」は、北陸新幹線長野~金沢間が開業し、ほくほく線経由の特急「はくたか」が廃止された2015年3月のダイヤ改正でデビュー。越後湯沢~直江津間で上下各1本を設定(下り1本は直江津駅からえちごトキめき鉄道へ乗入れ)し、途中停車駅は十日町駅のみ。越後湯沢駅で上越新幹線と接続を図り、ほくほく線内を最高速度110km/hで走行した。2016年3月のダイヤ改正で増発され、下り2本・上り1本の運転となった。
しかし、2022年3月のダイヤ改正で、利用実態に合わせ、上下各1本が廃止に。現行の「スノーラビット」は下り1本のみ、越後湯沢駅9時14分発・直江津駅10時15分着・新井駅10時41分着で運転され、越後湯沢~直江津間で途中の六日町駅、十日町駅、まつだい駅、虫川大杉駅に停車(直江津~新井間は各駅に停車)している。来年3月のダイヤ改正で、ほくほく線の列車をすべて各駅に停車する普通列車として運転することが発表され、超快速「スノーラビット」は他の快速列車とともに姿を消すことになった。えちごトキめき鉄道への乗入れも取りやめとなる。
ダイヤ改正後のほくほく線では、平日に上下各18本、土休日に上下各17本の普通列車を運転する予定。利用実態を踏まえ、快速・普通列車の統合と減便、編成両数の見直しを行うとしている。ほくほく線内を最高速度95km/hで走行できるように、駅間の運転時分も見直すとのこと。土休日ダイヤは平日ダイヤと比べて越後湯沢方面への直通乗入れと上越新幹線との接続を増やしたダイヤとし、首都圏方面への利便性を確保する。