JR東日本は16日、ダイヤ改正を2023年3月18日に実施すると発表した。高崎線経由の特急列車にE257系リニューアル車両(5両編成)を投入し、特急「草津」は列車名を「草津・四万」、平日の特急「スワローあかぎ」は列車名を「あかぎ」に変更する。
高崎線経由の特急列車は現在、上野~長野原草津口間の特急「草津」をはじめ、平日に上野・新宿~本庄・高崎間で特急「スワローあかぎ」、土休日に上野~高崎間で特急「あかぎ」を設定。各列車とも651系を使用して運転されている。
来年3月のダイヤ改正で、特急「草津」は「草津・四万」に列車名を変更。新たに使用開始するE257系リニューアル車両は5両編成(全車普通車)で、窓側の座席にコンセントを設置している。ただし、コンセントを設置していない車両で運転する場合もあるという。ダイヤ改正後の「草津・四万」は全車指定席で運転し、着席サービスの向上を図るとしている。
一部列車の時刻も変更。現行の上り「草津32号」は長野原草津口駅12時5分発・上野駅14時24分着だが、ダイヤ改正後の上り「草津・四万34号」は長野原駅14時6分発・上野駅16時32分着に。利用しやすい時刻へ変更することにより、利便性を向上させる。
平日の特急「スワローあかぎ」も、ダイヤ改正で列車名を「あかぎ」に変更。あわせて平日・土休日ともに新たな着席サービスを導入する。改正前の「スワローあかぎ」で適用されている特急料金に統一し、全車両で座席指定が可能だが、座席未指定券の購入で「あかぎ」の空席を利用できるとのこと。なお、高崎線経由の特急列車に関して、一部列車で運転区間を見直すことも発表された。