アイドルグループ・SixTONESのジェシーと、俳優の市川猿之助が12月某日、テレビ朝日系ドラマ『最初はパー』(23:20~※一部地域除く)のクランクアップを迎えた。最終話はきょう16日に放送される。
秋元康氏が企画・原作・脚本を手掛け、佐久間宣行氏が総合監修を務める今作は、お笑い養成所で巻き起こる悲喜こもごもを描く物語。ひょんなことからお笑い養成所に入学した、何をやっても中途半端な政治家の息子・利根川豪太(ジェシー)が、コワモテの生徒・澤村銀平(市川猿之助)や雨宮すみれ(賀喜遥香〈乃木坂46〉)、鬼講師・相田忠則(小籔千豊)らと出会い、時にぶつかり、時に励まし合いながら、プロの芸人を目指して奮闘する。
クランクアップの現場では、スタッフの大きな拍手に包まれる中、花束を手渡そうとする監督をそろってかわすボケを披露するなど、最後まで芸人役らしく笑いを取りに行く息ピッタリな姿を見せたジェシーと猿之助。「最初に相方が猿之助さんだと聞いたときは、きっと怖い人だ……もう終わった……」と思ったことを暴露したジェシーだが、「ここまで仲良くなれるとは思ってもいなかった」と言いながら、「いろんなところでデートしながらネタ合わせをしました(笑)」と2人の絆に思いを馳せる。猿之助も「今日も一緒にお昼食べたしね! 本当に寂しいなぁ……」とポツリ。「でも、『終わりは始まり』だと思っている」という猿之助の言葉に、2人は「またお会いしましょう!」と再会を誓った。
最終話では、養成所の卒業式、家族や友人、マスコミ関係者で満席となった教室で生徒たちが最後のネタを披露。単なる卒業式ではなく、テレビに出るチャンスをつかみ取ることができるかもしれない運命の一大イベントを迎える。緊張の面持ちで養成所最後の舞台に臨む生徒たち。そしてついに、豪太と澤村の出番がやってくる。はたして、父・利根川周郎(橋本じゅん)の跡を継ぎ、政治家としても歩み始める決意を固めた豪太と、病魔と闘い続ける澤村のコンビ・最初はパーは、無事にネタを披露することができるのか。
■ジェシー(利根川豪太 役)
僕、このドラマが連ドラ単独初主演だったんですけど、最初に相方だけ聞いていたんです。それが市川猿之助さんで、正直「きっと怖い人だ……もう終わった……」と思っていました(笑)。でも実際にお会いすると、すごく優しい方で、ここまで仲良くなれるとは思ってもいませんでした。フランクにお話してくださるから僕も寄り添っていけたし、いろんなところでデートしながらネタ合わせをしました。遊びじゃなくて、ネタ合わせですよ(笑)! ホントに相方が猿之助さんでよかったなぁって思いますし、今では本名で呼ばせていただくくらい仲良くなりました! 猿之助さんからいろいろなことを学ばせていただきましたし、「ジェシーはそこにいればいいんだ」と言ってくださったことで、心が救われました。
そしてスタッフの皆さんもキャストの皆さんも優しくてたくさん助けていただきました。これを機にお芝居の仕事がくるかどうかはわかりませんが、また猿之助さんとこのチームとご一緒できたらいいなと思います。
■市川猿之助(澤村銀平 役)
一度たりとも殺伐とした雰囲気になることがない良い現場でした。普通は1回か2回、殺伐となりかけることもあるんですが(笑)、そうならなかったのは監督をはじめスタッフの皆さんのおかげだと思います。あとは、やっぱりジェシーが明るいってことですね! 主演が明るいから、最後までいい雰囲気だったんだと思います。ジェシーとは今日、最後の撮影日にも一緒にお昼ごはんを食べましたし、本当に寂しいんですけど……「終わりは始まり」だと思っているので、皆さん、またどこかでお会いしましょう!