noteは、2022年に「#買ってよかったもの」をテーマにnoteに投稿された記事約1.7万件の分析レポートを発表した。

  • 「#買ってよかったもの」

コロナ禍3年目に突入した今年は、人々の外出回帰の様子が大きく浮かび上がった。noteの公式なお題(投稿企画)として2018年末にはじまった「#買ってよかったもの」。昨年に引き続き、買い物に変化の兆しが見えたという。

「#買ってよかったもの」に関連してnoteに投稿された約1.7万件の記事を昨年と比較し分析。昨年は「おうち時間」を豊かにするような買い物が見られたが、今年は外出の機会が大幅に増えたことがうかがえる傾向となった。

外出の機会が増えたことが要因となり、「ファッション」「美容」について書かれた記事数が増加。忙しい日常生活の中で、時間の節約につながる商品を導入するなど、限られた時間をどれだけ有意義に過ごすかといった"タイパ"を意識した買い物の傾向も見られたという。

新しい兆しとしてメタバースやNFT関連の買い物も見られるようになり、この分野は今後も広がるのではないかと予測している。また、5人に1人以上がnoteの記事を参考に商品を購入した経験があることがわかり、noteから買い物の輪が広がっているという。

  • 人気カテゴリの移り変わり

noteではクリエイターが書いた記事を、自然言語処理技術による記事内容の分析から35のカテゴリに分類。投稿件数の上位5カテゴリに変化はないものの、レポートの観測史上初めて「ファッション」カテゴリがベスト3に入った。外出回帰を受け「フード」「家庭」の割合が下がり、「ファッション」「美容」の割合が増加している。記事の内容には、カメラの楽しみ方、お出かけして食を楽しむ様子、リアルで買い物をする良さなどが見られ、外出の機会が増えたことがうかがえた。

  • メタバースやNFTへの関心が高まっている

メタバースやNFTなど、新しい分野のものやサービスを学びながら購入し、体験をつづった記事が多く見られたという。他にも睡眠の効果を最大化するために寝具にこだわる傾向、SDGsへの関心の高まりとともに環境に配慮した商品を積極的に選ぶ傾向もうかがえた。

「#買ってよかったもの2022」レポートは、1月1日から12月11日までの期間中に「#買ってよかったもの」のハッシュタグつきでnoteへ投稿された記事16,859件および関連するSNS投稿について、アクセス解析ツールを用いたnoteの投稿データおよびSNSの定量分析、noteの投稿データを用いた定量・定性分析(対象カテゴリに関するデータの収集・自然言語処理技術を用いた、ハッシュタグの抽出/記事のピックアップ)を行い、上記結果の分類および要約整理したもの。