JR東海は15日、企業の報奨旅行や社員研修などの際に、東海道新幹線を号車単位(1両単位)で貸し切り、車内でオリジナルイベント等を実施できる東海道新幹線「貸切車両パッケージ」の販売を開始したと発表した。

  • オリジナルヘッドカバー(JR東海提供)

東海道新幹線「貸切車両パッケージ」は、JR東海管内の東海道新幹線(東京~新大阪間)で運行を完結する「のぞみ」を対象に、首都圏(東京駅、品川駅、新横浜駅)から名古屋駅、首都圏から京都駅、首都圏から新大阪駅までの区間で利用できる。

普通車(13~16号車)またはグリーン車(8・9号車)を1両単位で貸し切ることができ、乗車人員にかかわらず号車の貸切が可能。車内で特別な体験や演出を可能とするために、東海道新幹線の車内および利用する駅にて、車内装飾や特別なおもてなしなどのオプションメニューが用意されている。

車内装飾に関して、利用者がデザインしたオリジナルヘッドカバーを設置し、貸切車両の通路にレッドカーペットを敷設できるほか、車内に搭載した液晶モニターや音響設備(スピーカー)を利用し、映像や音楽を車内で楽しめる。車内広告枠を好みの写真で飾り付け、網袋にオリジナルのパンフレット・ノベルティなどの設置もできる。

  • レッドカーペット(JR東海提供)

  • 液晶モニター(JR東海提供)

特別なおもてなしとして、貸切号車に専属の乗務員・パーサーを手配できるほか、利用者が乗務員・パーサーと同じ制服を着用できる。駅での出発・到着時に駅係員のグリーティングやオリジナルの横断幕を掲げての見送り・出迎えを実施し、特別なメッセージを新幹線改札付近にあるサイネージに掲出できるオプションも用意されている。

東海道新幹線「貸切車両パッケージ」の販売会社はジェイアール東海ツアーズとJTB。パッケージの詳細と、その他のオプションメニューなどの問い合わせは販売会社にて受け付ける。