『め組の大吾』完結から20年……伝説の消防官・朝比奈大吾(あさひな だいご)の熱き魂を引継ぐ、若き3人の消防官の成長物語『め組の大吾 救国のオレンジ』(講談社「月刊少年マガジン」連載中)が、2023年にアニメ化されることが決定した。
物語の原点となる『め組の大吾』は、小学館「週刊少年サンデー」で1995年から1999年にかけて連載され、1996年に小学館漫画賞、1998年に第2回文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞を受賞。新米消防官・朝比奈大吾が、刻一刻と命の危機が迫りくる火災や災害の現場で、仲間たちと共に懸命に人々の命や生活を守り、伝説の消防官へと成長する。連載期間中は作品をきっかけに消防官の熱き活躍にも注目が集まり、2004年にはドラマ化も行われた。
そんな『め組の大吾』の魂を引き継ぐ続編で、本日15日に最新刊の6巻が発売となる『め組の大吾 救国のオレンジ』は、消防組織のなかでも精鋭部隊である「特別救助隊」通称【オレンジ】を目指す若き3人の消防官「十朱大吾(とあけ だいご)」「斧田駿(おのだ しゅん)」「中村雪(なかむら ゆき)」の物語。なぜ、彼らは消防官を目指したのか――そして、彼らがそれぞれに抱える“過去”。様々な思いを抱え、同じ道を志す3人の奮闘と成長が描かれている。
3人が立ち向かうのは未曾有の災害や危機。その“国難”に直面した時、彼らの胸に湧き上がるのは、人々の命と生活を守ることへの執念とも言える熱き想い……。一人でも多くの命を守るため、お互いを意識しながら負けじと切磋琢磨する姿、仲間であり最大のライバルである3人に心が打たれる熱い物語。作中では『め組の大吾』で朝比奈大吾のライバルであった甘粕士郎(あまかす しろう)も登場するなど、前作ファンも楽しめる作品になっている。
普段あまり目にすることのない、火災や災害現場での消防官の活躍や、日々の訓練の様子が圧倒的なリアリティで描かれる『め組の大吾 救国のオレンジ』のアニメ化にあたり、監督をむらた雅彦、アニメーション制作をブレインズ・ベースが担当する。
◎原作:曽田正人のコメント
読者の皆様の応援のおかげでこの度アニメ化が決まりました。ありがとうございます。
普段漫画制作のことばかり考えているので他の分野のクリエイターの方や表現方法から刺激を受けています。
漫画とアニメ双方で高めあっていけたらと今からわくわくしています。
ぜひご期待ください。
◎監督:むらた雅彦のコメント
もともと前作「め組の大吾」から原作漫画が好きだったので、新作のアニメ化のオファーを頂いた時は、非常に嬉しくて何の迷いも無く受けさせていただきました。
アニメ化するにあたって、原作に描かれた災害は、どれも現実に起こり得る事ばかりですので、できるかぎりリアルに描写しつつ、そこへ勇気と使命感を持って果敢に挑んでいく大吾・駿・雪ら救助隊員たちの熱いハートを力強く描いていきたいと思っています。
是非、楽しみにしていてください。
●「め組の大吾 救国のオレンジ」TVアニメ化決定!特報・第一弾
TVアニメ『め組の大吾 救国のオレンジ』の詳細・続報はアニメ公式サイトにて。
(C)曽田正人・冨山玖呂・講談社/「め組の大吾 救国のオレンジ」製作委員会