お正月といえば何を連想しますか? 日本人にとってお正月は、新しい年を祝い、厳かな時間を過ごすとき。食べ物や遊び、イベントなど、お正月ならではの習わしには色々ありますよね。
そこで今回、マイナビニュース会員を対象に「お正月と聞いて連想するもの」についてアンケートを実施。結果をランキングにしてご紹介します。
「お正月といえば」で連想するものランキング
マイナビニュース会員に「お正月と聞いて連想するもの」を聞いてみたところ、このような結果になりました。あなたがイメージするものは何位に入っていますか?
1位 おせち料理(16.1%)
2位 お年玉(12.8%)
3位 初詣(11.5%)
4位 お雑煮(10.2%)
5位 お餅(9.8%)
6位 年賀状(7.2%)
7位 箱根駅伝(6.3%)
8位 初日の出(5.2%)
9位 初売り・福袋(3.5%)
10位 親戚の集まり(2.4%)
10位 年越しそば(2.4%)
12位 正月太り(1.7%)
13位 寝正月(1.5%)
14位 おみくじ(1.3%)
14位 おしるこ・ぜんざい(1.3%)
16位 初夢(1.1%)
16位 凧あげ(1.1%)
16位 テレビ(1.1%)
19位 年末の大掃除(0.9%)
20位 書き初め(0.7%)
21位 新年会(0.4%)
22位 お屠蘇(とそ)(0.2%)
1位 おせち料理(16.1%)
「お正月といえば?」のアンケートで1番多かった回答が「おせち料理」でした。
おせち料理とは、お正月用に作られる縁起のよい料理の総称。具体的には「まめに働く」という意味の黒豆、「子孫繁栄」の意味をもつお煮しめ、「五穀豊穣」を願う田作りなどがあります。
お正月にしか食べないものが多いことから、おせち料理を思い浮かべる方が多かった様子。女性からのコメントには「毎年作っている」というエピソードも目立ちました。
・「普段は食べないものを特別に用意するから」(67歳男性)
・「新年にしか食べない食材があるから」(60歳男性)
・「色々な物が詰めてあって豪華に見えるが、作るのは大変」(51歳女性)
2位 お年玉(12.8%)
2位には、「お年玉」がランクインしました。
子どもの頃、お年玉をもらうのがお正月の一番の楽しみだったという方も多いでしょう。親戚が多い友だちをうらやんだりしたものです。
成長してお年玉をもらえなくなったなと思ったら、今度は自分が「あげる側」に。お年玉の相場には苦心しますが、渡して喜んでもらえると嬉しいものですね。
・「子どもの頃はお正月になるのがものすごく待ち遠しかったのを覚えている。色々な人からお小遣いを貰えるのがとてもうれしかった」(61歳男性)
・「孫が楽しみにしているから」(70歳男性)
・「子どもの時はお年玉が楽しみだったし、今はいくらあげるべきか悩んでいるから」(27歳男性)
3位 初詣(11.5%)
3位には「初詣」が入りました。
子どもの頃から恒例という声が多数あり、行き先は地元の神社であったり、少し遠方の有名な神社であったりと様々。除夜の鐘を聞きながら日付けをまたいで出かける方もいれば、三が日のうちに出かけるという方もいるでしょう。
お詣りはもちろんですが、お詣り後の甘酒や屋台の料理にもワクワクしますよね。行く習慣がないという方からも、「ニュースで目にするから印象が強い」といったコメントが見られました。
・「毎年近くの神社にお詣りに行くので」(53歳男性)
・「今年1年を祈願する大事な行事」(70歳男性)
・「毎年1日に初詣をする習慣があるから」(41歳女性)
4位 お雑煮(10.2%)
4位は、「お雑煮」でした。
お正月はおせち料理とともに、お雑煮を楽しみにしている方も多いでしょう。一般的に関西地方は味噌ベース、関東地方は澄まし汁ベースの傾向があるようです。おもちの形も丸か四角か、焼いて入れるか焼かずに煮るか、など地域色が濃いのも面白いですね。
・「正月の朝にこれを食べないと一年が始まらない」(64歳男性)
・「いつもお雑煮ばっかり食べてる」(29歳男性)
・「お正月の最初に食べるものだから」(63歳男性)
5位 お餅(9.8%)
5位は、「お餅」。お雑煮、鏡餅、餅つきなどを連想したという声が多数寄せられたほか、お正月限定の食べ物として認識している人も目立ちました。
・「鏡餅か頭に浮かんだから」(66歳男性)
・「鏡餅や餅つきのイメージが強いから」(39歳男性)
・「お正月によく見かけるから」(68歳女性)
6位 年賀状(7.2%)
「お正月といえば?」ランキング、第6位は「年賀状」でした。
デジタル化が進み、「年賀状じまい」をする人も増えるなか、なかなか止められないのが年賀状。今年でやめようと思いつつも、写真などで近況を知らせてくれる年賀状が届くとやっぱりうれしいものです。手書きならではの温もりもありますね。
・「お正月は、やっぱりお餅を食べて年賀状を見る」(66歳男性)
・「普段連絡をしない人からの連絡がある」(60歳男性)
7位 箱根駅伝(6.3%)
7位には「箱根駅伝」がランクイン。
箱根駅伝の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」。2023年に99回目を迎えるという、歴史あるスポーツイベントです。お正月恒例として、毎年テレビで観るのが習慣になっているというコメントが多く挙がりました。
・「新年早々のスポーツイベント、毎年見ています」(72歳男性)
・「毎年話題になっており、テレビをつけると必ずやっている。青春ドラマがくり広げられるので」(51歳男性)
8位 初日の出(5.2%)
8位は「初日の出」でした。
縁起がよいからと、日の出前の寒さと暗がりのなか出かけるという人も多いでしょう。年の始めにのぼる太陽には、いつも以上に神々しい雰囲気がありますね。
・「元旦で一番初めに見るから」(66歳男性)
・「毎年初日の出を見に行っているから」(51歳女性)
9位 初売り・福袋(3.5%)
9位は「初売り・福袋」。以前は1月1日からデパートなどで一斉に初売りがスタートしていましたが、最近は初売りのタイミングもさまざま。福袋の中身もあらかじめ選べたりと、だいぶ様変わりしました。インターネットの初売りや福袋を狙っている方も多いでしょう。
・「ほしい福袋があって購入しているから」(41歳女性)
・「お買い得な消耗品を必ず買っているから」(47歳男性)
10位 親戚の集まり(2.4%)
10位は「親戚の集まり」でした。ひとつ屋根の下に親戚が集合し、お酒やご馳走をお腹いっぱい食べるというのもお正月の恒例ですよね。遠方などでしばらく会えない人とも顔を合わせられる貴重な機会です。
・「お正月にしか会わない親戚も多く、一番大切な行事だなと感じるので」(30歳女性)
10位 年越しそば(2.4%)
「お正月といえば何を連想する?」の10位には「年越しそば」もランクイン。
細くて長いそばは縁起のよいものとして、大晦日に食べることが日本での習わしとなっています。お雑煮のように、つゆや具材は地域によってさまざまです。
・「毎年必ず食べる定番だから」(43歳男性)
12位 正月太り(1.7%)
12位は「正月太り」。おいしい物が並ぶとついつい食べ過ぎてしまうほか、テレビのお正月特番などを見てあまり身体を動かさないのも原因に……。
・「食べ過ぎるから太る」(64歳男性)
13位 寝正月(1.5%)
13位は「寝正月」でした。特に帰省などすることなく、ひたすら家でゆったりと過ごすという人もいるでしょう。お正月なら許される気がしますね。
・「何もすることが無いから」(53歳男性)
14位 おみくじ(1.3%)
14位は「おみくじ」でした。その年の運試しとして、初詣に行ったら必ずやるという人も多いですよね。最近では子供向けやペット向けのおみくじも見かけます。ひいたおみくじは境内に結んできたり、持ち歩いてお守りのように扱ったりと、人それぞれです。
・「毎年のことですが、おみくじを開く瞬間はド緊張しています。良い年でありますように」(27歳男性)
14位 おしるこ・ぜんざい(1.3%)
同じく14位には「おしるこ・ぜんざい」もランクイン。
お餅を入れるのが定番ですが、小豆だけだったり栗が入っていたりするものもあります。「ぜんざい」とは一般的に、関西ではつぶしあんを使ったお汁粉のこと、関東ではあんこをのせたお餅のことを指すようです。
・「毎年、食べているから」(45歳女性)
16位 初夢(1.1%)
16位の「初夢」とは、新年の最初に見る夢のことです。「一富士、二鷹、三茄子」が縁起がよいとされています。1年の運気を占うという意味もあり、寝るのにも緊張感が走りますね。
・「いつも初夢が気になるから」(50歳男性)
16位 凧あげ(1.1%)
同率で「凧あげ」も16位にランクイン。
お正月になると、近所の広場で子供たちが凧をあげる姿をよく見かけます。キャラクターのものから、外国風のおしゃれなものまで種類が豊富。真っ青な空にあがる凧を見ると清々しい気持ちになれますね。
・「祖父に買ってもらった凧の糸が切れてしまい、飛んでいったという悲しい思い出がある」(56歳男性)
16位 テレビ(1.1%)
「テレビ」も同じく16位に。お正月には様々な特別番組のほか、レギュラー番組も出演者が晴れ着を着ていたりセットがお正月仕様になっていたりと、いつもよりだいぶ華やかです。
・「特番ばかりで特別感があるから」(44歳男性)
19位 年末の大掃除(0.9%)
19位は「年末の大掃除」でした。もともとは年神様を迎える準備として行われていた大掃除。12月に入ると「大掃除をしなきゃ」とそわそわしてきます。一年分の汚れを一掃できればきれいな状態で新年を迎えることができ、気持ちいいですね。
・「意味があるのか分かりませんでしたが、年末の大掃除は大事だと思います」(54歳男性)
20位 書き初め(0.7%)
20位には「書き初め」がランクインしました。冬休みの宿題の定番で、書道道具の準備や片付けも含めて印象に残りやすいですよね。冬休み明けに教室にずらりと張り出された書き初めが、新年を迎えたという気分を盛り上げてくれます。
・「小学校の時の宿題を思い出すから」(33歳女性)
21位 新年会(0.4%)
21位は「新年会」でした。お正月明けてすぐは仕事もたまっているので1月中にする、という人も多いでしょう。新年だけに、わいわい楽しむイメージがありますよね。
・「みんなで楽しく祝う」(47歳男性)
22位 お屠蘇(とそ)(0.2%)
22位は「お屠蘇(とそ)」でした。本来は、山椒などの漢方薬を袋に入れ、それを浸したみりんや酒のこと。長寿延命を願っていただきます。ただし、年頭に飲むお酒全般を「お屠蘇」ということもあります。
・「こたつにあたって、おとそ。通だね」(74歳男性)
「お正月といえば」で連想するものは?
「お正月といえば何をイメージする?」のアンケート結果を紹介しました。食べ物や行事のなかでも、「おせち料理」「お年玉」「初詣」の3つが上位にランクイン。
ゆったり過ごすイメージがありますが、実際のお正月は意外と忙しいものですよね。あなたが「お正月」と聞いて思い浮かぶものは何ですか?
調査時期: 2022年11月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計510人(男性: 403人、女性: 107人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート