女優の満島ひかりが、「ルーヴル美術館展 愛を描く」(東京展=国立新美術館:23年3月1日~6月12日、京都展=京都市京セラ美術館:6月27日~9月24日)の“案内人”を務めることになり、14日、東京・日本テレビ番町スタジオで行われた記者発表会に出席した。

  • 満島ひかり

フランス・ルーヴル美術館のコレクションから、愛を描いた74点の絵画が一堂に会する同展。満島は、声優の森川智之とともに音声ガイドを担当するが、「私自身、美術館に行くときに音声ガイドを聴くタイプじゃなかったんですけど、聴く友達に聞いたら、『もっと豊かに見られるよ』と聞いて、二度楽しめるなと思いました」と語る。

その台本は、「愛にまつわる話なので、なかなかのストーリーが書かれていて(笑)。自分が口にできるかなとか、絵を邪魔しなかったり、もっと豊かに見られるようなガイドになればいいなと思うんですけど、緊張感があります。何百年も前の絵を、何で私が説明してるんだろうって思ったり(笑)。でも、愛をもってやれたらいいなと思います」と意欲を示した。

さらに、同展のテーマソングも担当。先日、音楽特番『2022FNS歌謡祭 第1夜』(フジテレビ)での“元Folder共演”で話題となった三浦大知、そしてSOIL&“PIMP”SESSIONSとのコラボレーションで、コーラスに加えて作詞も手がける。

満島は「めちゃくちゃ豪華なメンバーで作ってます(笑)。レコーディング風景を見てても素晴らしいですし、ルーブル美術館というずっと続いてる建物とか、美術・アート・音楽とかいろんなことを想像しながら、1人1人が楽器を録音してる姿がめちゃくちゃカッコよくて。愛とは何かと簡単には答えられないところがありますけど、いい曲が仕上がったらいいなと思っています」といい、現在絶賛制作中だ。

完成作品のイメージは、「男性なのか女性なのか分からない2つの声が聴こえて、その2人にどんどん背骨が生まれていくようにたくさん感情が出て、言葉がどんどん生まれていくけど、最後は言葉がいらなくなって音楽だけでトランスするような感じにできたらいいなと話しています」と明かした。

楽曲のタイトルは「eden」で、作詞の作業はほぼ終えており、「最初は自分の感情だけでいろいろ書いていたんですけど、人が生まれる瞬間とか、愛が生まれるときとか、男性と女性の気持ちがシンクロするようなときとか、たくさんの普遍性が聴こえてくればいいなと思って、絵を見ながら書きました。絵の上に曲が流れたりするので、柔らかさとか、恐ろしさみたいなものが、曲の中にもあったらいいなと」と意識したことを語っている。