ステランティスジャパンはジープ「ラングラー」の限定モデルを発売した。ラングラーで最もハードアコアなモデル「ルビコン」のショートホイールベース・2ドアモデルで、台数は200台限定だ。
卓越した悪路走破性を誇るラングラーの中で、ひと際高いオフロード性能を誇る「ルビコン」。シビアな状況下で圧倒的なトラクション性能を発揮するロックトラックフルタイム4×4システムや、フロントサスペンションのストローク量を任意に拡大できる電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステムを装備している。
泥濘地で高いグリップ力を発揮するマッドテレインタイヤなどを備えたハードコアモデルに今回、取り回し性能に優れた2ドアモデルが限定車として登場した。
2ドアモデルは4ドアモデルに対して全長、ホイールベースともに550mm短く、悪路での小回り性能や車体下部が路面に干渉しづらいというメリットがある。最小回転半径は5.3mと小さく、市街地での取り回しにも優れている。ボディカラーは紫色の「レインC/C」を特別に設定(限定102台)。人気の「ブラックC/C」(同98台)も選べる。
なお、パワートレインは3.6LのV型6気筒エンジン(最高出力284ps、最大トルク347Nm)に8速オートマチックトランスミッションが組み合わされ、大排気量エンジンと軽量ボディの組み合わせによる力強い走りを発揮する。
装備は4ドアモデルのルビコンに準じており、LEDヘッドライトや車両前後の状況を確認できるオフロードカメラ、フロントシートヒーター付レザーシート、Apple CarPlay/Android Autoに対応したオーディオナビゲーションシステム(Uconnect)、サブウーハー付アルパイン製プレミアムスピーカーなどを標準装備している。
またアダプティブクルーズコントロール(STOP機能付)のほかParkSenseフロント・リアパークアシスト、ParkviewTMリアバックアップカメラなどの運転支援機能も充実している。
ラングラー・ルビコンの真骨頂である悪路走破性を際立たせるショートホイールベースボディや限定車専用のボディカラーなど、特別な存在感を放つ特別なモデルに仕上がっている。メーカー希望小売価格は799万円。