• 朝洗顔はしない方がいいのか

    朝の洗顔には目的や方法があります

何かと忙しい朝。あなたは洗顔をしっかりしていますか?

朝の洗顔には夜とは異なる目的があるのです。この記事では、朝洗顔の目的や方法、ポイントについて解説します。自分にあった朝洗顔の方法を見つけてみてくださいね。

朝は洗顔をしない方がいい? した方がいい?

  • 朝洗顔はしない方がいいのか

    基本的には朝も洗顔をした方がいいとされています

「朝は洗顔しない方がいい」と思う人もいるかもしれませんが、基本的には朝も洗顔をした方がいいとされています。まずは、朝洗顔について解説します。

基本的には朝も洗顔をした方がいい

朝の洗顔は、基本的には必要です。朝の洗顔には、就寝中に分泌された皮脂や汗を洗い流したり、汚れやほこりなどを落としたりする役割があります。

朝洗顔をする目的は?

朝洗顔の目的は、前日の夜のスキンケアによる油分を洗い流す、就寝中に分泌される皮脂を洗い流す、汚れやほこりを落とすためです。

メイクなどによって目に見えて汚れているわけではないため、サッと水で流すだけで終わらせてしまう人も多いかもしれません。しかし、皮脂の汚れや油分は、水だけでは落とすことができません。

朝洗顔も、しっかり洗顔料を使って行うのがおすすめですが、肌質や肌のコンディションによってはぬるま湯で行った方が良い場合もあります。

朝洗顔のポイント

  • 朝洗顔のポイント

    朝洗顔には気をつけたいポイントがあります

ここからは、朝洗顔のポイントを4つ紹介します。

ぬるま湯を使う

洗顔に使うお湯の温度は、30~34℃くらいのぬるま湯がちょうど良いとされています。

初めはぬるく感じるかもしれませんが、顔の皮膚は非常に薄くて敏感ですので、体温に近い温度が適温です。ぬるま湯を使うことで毛穴が開きやすくなったり顔の筋肉がほぐれやすくなったりするため、洗浄効果も高まります。

温度が高すぎるお湯での洗顔は、肌が乾燥する原因となってしまうため避けましょう。また、冷たすぎる水で洗うのも急な温度変化で肌がダメージを受けてしまうので、避けた方がいいでしょう。

やさしく丁寧に洗う

洗顔料をしっかり泡立て、手で顔をこすらないようにやさしく丁寧に洗いましょう。泡をクッションにして手と肌の間に泡を含ませるイメージで洗うと、肌への負担を軽減できます。

また、キメの細かい泡は毛穴に入りやすく、汚れも落ちやすくなります。泡立てずにペースト状のまま肌にのせてしまうとその効果は得られず、加えて摩擦を引き起こしてしまいますので、必ず洗顔料は泡立てて使うようにしてください。

泡立てるのが苦手な人は、泡立てネットなどを使うといいですよ。

タオルでゴシゴシとこすらない

洗顔をし終わった後、タオルでゴシゴシとこするのはやめましょう。タオルは、軽く押さえて水分を吸い取るようにして使うのがおすすめです。

また、洗顔後に使うタオルは、毎回清潔なものを使うようにします。何度も使い回しをすると雑菌が大量に繁殖してしまい、肌トラブルの原因となってしまいます。

肌質や肌の状況にあわせて洗顔方法を変える

毛穴詰まりが気になる人は、洗顔料できちんと洗わないと角栓を取ることはできません。そのため、朝の洗顔も洗顔料を使って洗うのがおすすめです。

しかし、朝しっかり保湿をするのに、午後には肌が乾燥してしまう人もいます。その原因は、もしかしたら朝の洗顔によるものかもしれません。

皮脂が出にくい乾燥肌の人は、朝に洗顔料を使って洗ってしまうと、肌に必要な皮脂まで洗い流してしまい、潤いのない肌になってしまう可能性があります。乾燥が気になる人は、ぬるま湯のみで洗ったり洗顔料ではなく拭き取り化粧水などを使うだけにしたりするのもいいでしょう。

このように、朝の洗顔は、肌質や肌の状況にあわせて方法を選ぶ必要があります。

朝洗顔の方法【肌タイプ別】

  • 【肌タイプ別】朝洗顔の方法

    肌タイプ別の朝洗顔の方法を紹介します

ここからは、肌タイプ別に朝洗顔の方法を紹介していきます。

乾燥肌の人

乾燥肌の人は、朝の洗顔で必要な皮脂を落としすぎてしまわないように注意をします。

まずはTゾーンなどテカリやすい部分を中心に洗い、乾燥しやすい目元や口元などは、最後に泡で包む程度にやさしく洗うようにしましょう。もしそれでも肌が突っ張るように感じてしまう場合には、 Tゾーンにだけ洗顔料は使い、他の部分はぬるま湯でサッと流す程度にしてみてください。

乾燥肌の人は、しっとりとした使い心地で刺激の少ない洗顔料がおすすめです。アミノ酸系をメインとしている洗顔料は、洗浄力が低い傾向にあります。

脂性肌の人

脂性肌の人は、就寝中に分泌された皮脂を朝洗顔でしっかりと洗い流すといいでしょう。洗顔料をしっかり泡立て、皮脂が分泌しやすいTゾーンからやさしく洗っていきます。

毎日適切に洗顔を行うことで、皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。脂性肌の人は、余分な皮脂をオフしてさっぱりと洗い上げられる洗顔料を選ぶのがおすすめです。

敏感肌の人

敏感肌の人は、花粉の時期や風の強い時期などに外的刺激を受けやすい傾向にあります。また、ホルモンバランスが乱れたりストレスを感じたりすることでも、肌に現れやすくなってきます。

肌に異常を感じたら、洗浄力の高い洗顔料は避け、低刺激処方された洗顔料でやさしく洗うようにしてみてください。洗顔料が沁みる場合は、ぬるま湯でやさしく洗い流すのでもOKです。

あまりにも肌の状態が悪い場合は、皮膚科などで診てもらうのもいいでしょう。

混合肌の人

混合肌の人は、部位によってテカリやすい・乾燥しやすいといった特徴があるため、どのような洗顔料を使えばいいのか悩むでしょう。

テカリが気になる部分には洗浄力の高い洗顔料を使い、乾燥しやすい部分はサッとぬるま湯で洗い流す程度にしてみてください。混合肌の人は、朝の肌のコンディションを確認し、それにあわせた洗顔料を使いましょう。

朝洗顔におすすめのアイテム

  • 朝洗顔や洗顔代わりにおすすめのアイテム

    朝洗顔には洗顔料以外にもさまざまなアイテムがあります

ここでは、朝洗顔や洗顔の代わりになるおすすめのアイテムを5つ紹介します。気になるアイテムがあったら、ぜひ使ってみてください。

朝用の洗顔料

洗顔料の中には「朝用」と銘打って販売しているものもあります。

朝用の洗顔料は、泡立てが不要なタイプや伸びがいいタイプ、すすぎやすいタイプのものなどさまざまです。洗顔後の乾燥を防ぐために、水分チャージをしてくれるタイプのものもあります。

メイクを落とす専用のものではなく、メイク前に使用するため、メイクノリを良くする構成で作られていることが多い傾向にあります。

拭き取りシート

顔の汚れを拭き取る洗顔シートは、洗顔代わりに使うことで、洗顔したかのようなスッキリ感を与えてくれます。顔の汚れをサッと取ってくれるため、化粧ノリも良くなります。

洗浄力は弱いものから強いものまであるため、自分の肌の状態にあったものを選ぶのがポイントです。

シートマスク

最近では、洗顔の代わりに使えるシートマスクもあります。起きたての顔にピタっと貼るだけで、一枚で洗顔と化粧水・美容液・保湿下地などまで完了する商品もあります。

貼るだけで朝の手入れが完了するため、新感覚のオールインワン商品であるともいえますね。

拭き取り化粧水

忙しい朝はできるだけシンプルにスキンケアまで行いたいもの。拭き取り化粧水は、コットンになじませて顔を拭き取るだけで肌の汚れをオフしつつ、保湿化粧水の効果もあります。

肌にやさしい処方のものも多く、毎朝使っても問題ないものがほとんどです。不要な角質を取り除く効果があるものもあり、化粧ノリも期待できます。

クレンジングローション

くすみや黒ずみ、肌のざらつきの原因となる角質をオフしてくれるのが、クレンジングローションです。ゴワゴワした肌をやわらかく整える役割があります。

保湿成分を配合しているものであれば、乾燥肌の人にも使えます。ローションの他に、クレンジングウォーターと呼ばれる液状のものもおすすめですよ。

朝は洗顔をした方がいい! 方法は肌質や肌状態にあわせて

朝洗顔には目的や役割があり、しっかりと行うことが大切です。

朝洗顔も洗顔料を泡立てて通常通り洗顔を行うのが基本ですが、肌トラブルを起こしている場合や肌質が弱い方は、状態にあわせて洗顔方法を変えるようにしてみてください。

朝洗顔の代わりになるアイテムもたくさんありますので、自分にあった朝のスキンケア方法を見つけてみてくださいね。