東京消防庁は12月12日、都内で2022年に発生した電子レンジ火災が過去最多の74件となったことを発表し、注意喚起を促した。
2021年は過去最多となる65件の電子レンジ火災が発生したが、2022年は12月5日時点で、すでに2021年を大きく上回る74件の電子レンジ火災が発生。火災の要因は、食品などを長時間加熱しすぎたケースと、電子レンジ調理不可のアルミ包装ごと加熱したケースが全体の約8割を占めている。
年齢区分別に見ると、20歳代前半が約16%と最も多く、出火した食材別で見るといも類が最多で、繰り返し加熱することによって出火したとしている。
東京消防庁は、電子レンジを使うときは、取扱説明書や食品包装に記載してある「袋ごとレンジ不可」などの表示をよく確認することや、適切な加熱時間で調理すること、電子レンジの周囲に可燃物を置かないことなどを呼びかけている。