Twitterアカウントが凍結されるとどうなる?
Twitterアカウントが凍結されると、ログインこそできますが、Twitter上での行動が大きく制限されます。これまでフォローしていたアカウントやフォロワーが削除され(ゼロとなり)、ツイートや返信、リツイートなどあらゆる操作が行えなくなります。また、他のユーザーが自分のプロフィールにアクセスすると「アカウントが凍結されています」と表示されます。
- Twitterアカウントにログインすることは可能
- 「このアカウントは現在凍結されています」というエラーメッセージが表示される
- フォロー/フォロワー数がゼロになり、新規追加も不可となる
- ツイートや返信など、ほとんどの操作ができなくなる
ログインできない場合は「凍結」ではなく「ロック」された状態
Twitterアカウントには「凍結」のほか「ロック」という利用停止措置もあります。ロックされた場合は、Twitterアカウントにログインできなくなります。「凍結」と「ロック」の違いについては後ほど解説します。
Twitterアカウントが凍結される理由
Twitterアカウントが凍結されるのは、Twitterルールに反したと運営側にみなされたためです。凍結に至る代表的な理由には、スパム行為、セキュリティの不備、攻撃的なツイートや行動などが挙げられます。また、Twitterでは凍結された原因をメールで知らせることも行っています。
Twitterルールに違反したことでアカウントが凍結になった場合、どのツイートがどのルールに違反しているのかを、メールにて、より具体的にご連絡するようにいたします。なお、メールには異議申立てを行われる際のリンクもご案内しています。 pic.twitter.com/GEmc7iiuKL
— Twitter Japan (@TwitterJP) March 14, 2018
Twitterに「異議申し立て」をして凍結解除する方法
実際に凍結されたTwitterアカウントを「異議申し立て」によって解除する方法を解説します。いくつか解除手順を試した中でもっとも確実なのは、WebブラウザでTwitterヘルプセンターの「異議申し立て」ページに直接アクセスする方法です。複数のTwitterアカウントを利用しているユーザーは、あらかじめ凍結されたアカウントでブラウザ版Twitterにログインしておくとスムーズに手続きできます。
「異議申し立て」の例文
凍結の異議申し立てにあたっては、文章を起こしてTwitterに送る必要があります。ここでは、「問題の詳細」欄にTwitterルールに違反していないことを記載する例文(上記の手順3)と、異議申し立て後に届くメールアドレスの確認に返信する例文(上記の手順6)を紹介します。
異議申し立てフォーム「問題の詳細」の記入例
今回、実際に記入した文章は次の通りです。電話番号未登録などのセキュリティ不備が凍結理由になったと推察しての対応例です。
ポリシーに違反していないTwitterアカウントの凍結解除を依頼します。当アカウントは電話番号が未登録でしたが、凍結解除後に登録しセキュリティ強化に努めます。
もし、ポリシー違反と疑われるツイートをした場合は次の文例を応用してください。
Twitterアカウントの凍結解除を依頼します。xx月xx日のツイート(URL)に他者を攻撃する意図はありません。Twitterポリシーの違反が疑われる場合は当該ツイートを削除します。
凍結された原因が思い当たらない場合は理由の開示を求めてはいかがでしょうか。
ポリシーに違反していないTwitterアカウントの凍結解除を依頼します。自分で思い当たる原因がないため、可能であれば凍結理由の開示をお願いします。
外部アプリとの連携が問題視されて、永久凍結された場合の文例です(2023年2月3日追記)。
Twitterアカウントの永久凍結解除を依頼します。外部アプリとの連携によって、Twitterポリシーの違反が疑われる場合は、速やかに該当アプリとの連携を切断します。
メールアドレス確認の返信例
今回はメールアドレスの確認メールが英語で届いたため、次のように返信しました。Twitterアカウントの「凍結」は、英語では「suspend」や「suspension」という単語になります。
This email address is registered with the Twitter account "@ユーザー名". Please review to unsuspend my account.
日本語で返信する場合の例文です。
このメールアドレスは凍結されたTwitterアカウント「@ユーザー名」に登録しているものです。凍結解除の審査をお願いします。
Twitterアカウントの凍結に関してよくある質問
ロック、凍結、永久凍結の違いは?
Twitterアカウントの利用停止措置には「ロック」「凍結」「永久凍結」の3段階があります。次項で説明する「一時的な制限」も合わせて、措置レベルは4段階に分かれるという見方もできます。「ロック」「凍結」「永久凍結」で適用される措置は次のように異なります。
- ロック(locked):アカウントへのログイン不可。他のユーザーには「このアカウントは存在しません」と表示される
- 凍結(suspended):アカウントへのログインは可能。フォロー/フォロワーがゼロとなる。他のユーザーには「アカウントが凍結されています」と表示される。
- 永久凍結(permanent suspended):凍結の状態に加えて、他のユーザーの閲覧対象から削除される。違反者は新しいアカウント作成が不可となる。Twitterによるもっとも厳しい対応
とはいえ、多くのTwitterユーザーの目線に立てば「ロック」と「凍結」を区別せず、Twitterから処分を受けて利用できなくなった状態を「凍結」と総称するのが一般的でしょう。
「ロック」「凍結」「永久凍結」いずれの状態でも、「異議申し立て」によって解除を要請することが可能です。
Twitterルールの違反者に対して、どの措置レベルを適用するかは明確な取り決めがなく、個別のケースごとにその内容は異なります。Twitterでは違反行為を早期に発見するため、機械検知を強化しているとのことです(イーロン・マスク氏による買収以前の情報)。「ロック」「凍結」「永久凍結」の違いについては、下記の関連記事も合わせてご参照ください。
「一時的に機能が制限されています」と表示されたら?
Twitterでは「ご利用のアカウントは一時的に機能が制限されています」という警告文が表示されて、一部の機能しか利用できなくなる場合があります。 一時的な制限を受ける理由は次の2つに大別されます。
- 不審な操作:過剰なフォローや過剰な「いいね」、過剰なリツイートなど
- Twitterルール違反:他者への攻撃やヘイトとなるツイート、センシティブな画像・動画、スパム行為など
一時的な機能制限を受けたアカウントは、Google reCAPTCHAチャレンジや電話番号認証、メールアドレス認証、違反ツイートの削除などを行うことで制限を解除できます。詳しくは下記の関連記事をご確認ください。
Twitterの年齢制限に抵触すると凍結される?
Twitterには13歳未満は利用不可という年齢制限があります。そのためアカウントの「生年月日」に13歳未満となる日付を登録すると、アカウントがロックされてしまいます。年齢制限による利用停止措置は正確には「凍結」ではなく「ロック」です。年齢制限によってTwitterアカウントをロックされた場合は、専用の審査依頼フォームから解除を申請できます。
「異議申し立て」以外に凍結を解除する方法はある?
場合によっては、電話番号認証やメールアドレス認証、二段階認証の設定によって凍結を解除できる可能性があります。また「凍結」されたと思ったところ、正確には「一時的な制限」であったり、前述した「年齢制限によるロック」であった場合も異議申し立て以外の方法で利用停止状態を解除できます。
凍結の再発を予防するには?
Twitterアカウントが凍結されると、不便なうえに解除の手間や心労もかかります。今後、凍結措置を受けないよう防ぐには次の点を心掛けるとよいでしょう。
- Twitterルールを順守して、スパムや攻撃的なツイートなどを疑われる行為を避ける
- Twitterアカウントのセキュリティを高めるため、電話番号とメールアドレスの両方を登録したり、二段階認証を設定する
【関連記事】
Twitterで二段階認証ログインを設定する方法