日本のゲーム会社であるフロム・ソフトウェアが12月9日、ロボット3Dアクションゲーム「アーマード・コア」シリーズの新作「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」を発表し、闘争を求め続けていたネットがザワついた。

  • 遅かったな…言葉は不要か? 「アーマード・コア」新作が本当に来て本当に嬉しい

    10年ぶりとなる「アーマード・コア」シリーズ新作が登場。ありがとう。本当にありがとう

「アーマード・コア」は、1997年に第1作目が発表されたロボット3Dアクションゲームシリーズ。プレイヤーは、人型の戦闘メカ「アーマード・コア」(AC)を操作し敵と戦う。頭や胴体、武器などのパーツをカスタマイズしたり、カラーリングを変えたりして、自分の好きな機体を組み上げることができる特徴がある。また、ブースト移動を駆使して、敵の弾を回避しながら攻撃するなど、知識や慣れが必要なゲームでもあり、結構(作品によっては極端に)難しい。しかし、熟練して歴戦のレイヴンともなれば、ACを手足のように操る楽しさや闘争の喜びを感じることができる。

「アーマード・コア」シリーズの過去作は、最も新しいものでも2012年発売の「ARMORED CORE VERDICT DAY」だ。そこから10年、コジマ汚染に苦しみつつも過去作やファングッズ、似たような別のゲームで耐え忍ぶファンをしり目に、長らく新展開を見せてこなかった。そんな中での今回の新作発表に、ネット上では、嘘だろ? とばかりに、「集団幻覚」や「エイプリルフール」がTwitterのトレンド入りを果たす事態となっていた。

  • 「集団幻覚」や「エイプリルフール」がトレンド入り。信じ難い、いや、信じていいのか…信じて大丈夫なのか? という気持ちと嬉しさが交差する

「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」は、同作のSteam版ストアによると、謎の新物質による大災害で汚染された辺境の惑星ルビコン3を舞台に、謎の新物質の管理をめぐる争いという内容のようだ。2023年発売予定で、YouTube上にトレイラー映像も公開されている。

おい、マジかよ、夢なら覚め

ところで、「アーマード・コア」シリーズの有名なネットミームに「身体は闘争を求める」というワードがある。ニコニコ大百科ではこれを「森羅万象全てはアーマードコアの新作が作られる事に帰結する」ことを示すワードだと解説している。本当に新作が来てしまったことで、しばらくは、世間が闘争を求めることも封印されるのかもしれない。

ネット上では「遅かったじゃないか…」「ありがとう……それしか言葉が見つからない……」「まさかマジで来るとは思わんもんなぁ」などの声が寄せられたほか、主任は「愛してるんだ~君たちを!」と言っていた。