日本トレンドリサーチは、青山ラジュボークリニックと共同で11月26日~11月29日に「コロナ禍での出産」に関するアンケートを、事前調査で「コロナ禍に自分自身もしくは身の回りの人が出産した」と回答した男女136人を対象に実施した。
まずは、自分自身もしくは自分の妻、自分の子供などがコロナ禍で出産した経験がある人に、“コロナ禍での出産”ならではの大変なことはあったかについて聞くと、46.3%の人が「あった」と回答した。
「あった」と回答した人に、どのような大変なことがあったか聞くと、立会い出産が出来ずに夫や親などのサポートに頼ることが出来なかったという人や、面会が出来ずに退院してからしか会えなかったという人などがいた。特に、同居していない場合は病院内に入ることができない場合もあったようで、遠くで待つしかなかったという人も少なくなかった。
続いて、自分自身もしくは自分の妻、自分の子供などがコロナ禍以前に出産した経験があるかについて、また、経験がある人にコロナ禍以前の出産とコロナ禍での出産ではどちらが大変だったかについて聞いた。44%の人が「コロナ禍の出産のほうが大変だった」と回答したが、「どちらも変わらない」と感じている人が51.4%と、もっとも多かった。それぞれの回答をした人に、その回答の理由についても聞いた。
「コロナ禍以前の出産のほうが大変だった」人の回答理由は、コロナ禍前の上の子のときは親族が入院中に訪れたりしたので気を遣ったが、入院中に面会がなかったので1人ずっとゆっくり過ごせたのは逆によかったという声があった。また、夫や親の立場からは、手伝わなくて済んだのが楽だったと感じていたようだった。
一方で、「コロナ禍の出産のほうが大変だった」と感じた人の回答理由は、コロナ禍では気軽に面会などが出来なかっただけではなく、出産後の病室がコロナの影響で個室のみとなり費用がかさんだり、そもそも入院出来る病院がなかなか見つからなかったりなど、大変なことや気を使うことが増えたことが挙げられていた。