タムラテコはお風呂で使える防水型オゾン発生器「BATH PEACE O3(バスピースオースリー)」を製造。12月8日から販売代理店であるシティライフの専売商品として販売開始した。
同製品は、同社初の防水タイプオゾン発生器で、浴室で使用できるのが特長。コードレスでどこへでも持ち運び可能で、「お風呂モード」と「お部屋モード」2つの切り替えができる。お風呂でのカビ等の菌の増殖の軽減、お部屋の感染対策、部屋干しの気になるニオイの消臭まで幅広く使用できる。
オゾンの発生体には、紫光技研のプラズマ発光方式水銀フリー紫外線面光源UV-SHiPLA(ユーブイシプラ)を使用した。従来、発生体に使用していた水銀ランプを使用することなく、発生体寿命を保ちながら、電源点灯時から十分なオゾンを発生させることが実現できるという。
近年、増加している肺の病気に、結核菌・らい菌以外の抗酸菌によって引き起こされる肺非結核性抗酸菌症(以下、肺NTM症)がある。原因菌は、42℃前後の温度で繁殖しやすく、浴槽のお湯の注ぎ口やシャワーヘッドのぬめり、湯あかに潜んでおり、そうした場所で発生する水しぶきや霧状の水滴の中にいる菌を吸い込むことによって感染すると考えられている。
肺NTM症は、ヒトからヒトへ感染せず、病気の進行が緩やかであるにも関わらず、抗菌薬による治療が難しいという特徴がある。同社では、肺NTM症の原因菌5菌種に対するオゾンの除菌効果を、慶應義塾大学医学部感染症学教室と同社100%子会社・ドリームメディカルパートナーズとの共同研究により確認した。
また、浴室に発生しやすいカビとして知られる「クロコウジカビ」の、オゾン除菌効果試験を平成30年5月17日に実施し、真菌の一種であるカビの除菌エビデンスを取得している。