女優の菅野美穂が、俳優の沢村一樹が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『DOCTORS』最後の作品『新春ドラマスペシャル DOCTORS~最強の名医~ファイナル』(2023年1月3日21:00~)に出演することが13日明らかになった。

菅野美穂=テレビ朝日提供

普段は患者に笑顔で優しく接するスゴ腕の外科医だが、自分が信じる医療のためなら目的・手段を選ばない非情な一面も持ち合わせる医師・相良浩介(沢村)と、腕は確かだけど人間性にやや問題アリな外科医で現在は院長の卓ちゃんこと森山卓(高嶋政伸)が、対立しながらも患者を救い、医療のために尽力する姿を描いてきた。最新作では森山の暴挙から、相良が退職願を出してしまう事態に。相良は堂上総合病院を去ってしまうのか。因縁の2人は一体どんな決断をするのか。シリーズ最後にして最高のバトルが幕を開ける。

気に入らないことがあるとすぐに「んんんんん」と唸りだしてしまう特異なキャラで、生粋のお坊ちゃま気質だが、どこか憎めない卓ちゃん。母のことを「ママ」と呼び、少しマザコンな一面を見せてきたが、今作ではついにお見合いを敢行し、その相手といい雰囲気に。プライベートで大きなターニングポイントを迎える。

卓ちゃんのお見合い相手として登場するのが、堂上総合病院の総合診療科医・皆川和枝(伊藤蘭)の妹で、医療ロボットメーカーに勤める皆川琴美。今作最大のキーパーソンとも言える女性を菅野が演じる。琴美は「腕はいいけど性格に難アリ」な卓ちゃんを「森山先生って、純粋な方なんですね!」と褒め、意気投合。お見合いをきっかけに卓ちゃんは人間的に成長できるのか。そして卓ちゃんは結婚することになるのか。

卓ちゃんを演じる高嶋とは1994年に放送されたドラマ『お姉さんの朝帰り2』(ABCテレビ・テレビ朝日系)以来約28年ぶりの共演となる菅野。「脚本を読んだ時は、森山先生のお相手役ということで笑ってしまいました(笑)」と話し、「テレビで拝見している限りでは、『いやいや、結婚相手には……』と思っていたのですが、実際にお会いした森山先生はかわいらしい方で親近感を覚えました」と撮影を振り返った。

一方の高嶋も「素晴らしい方がいらっしゃってくださいました! 30年弱ぶりにご一緒した菅野美穂さんは全くお変わりにならない若々しさで……」と喜びをあらわに。「菅野さん演じる琴美さんは、森山に対していいところはいい、悪いところは悪い、とちゃんと言ってくれる女性。森山的には一気にいろいろな世界が広がった感じでした」とコメントを寄せた。

■菅野美穂(皆川琴美 役)

脚本を読んだ時は、森山先生のお相手役ということで笑ってしまいました(笑)。『DOCTORS~最強の名医~』は、最先端の医療のお話と、どこかほのぼのするような人間関係のギャップが魅力だと思うんですけど、森山先生と一緒のシーンが多いのかなと思うと楽しみでしたし、伊藤蘭さん演じる皆川先生と“姉妹”というのも光栄だな、ありがたいなと思いました。

テレビで拝見している限りでは、「いやいや、結婚相手には……」と思っていた森山先生ですが、実際にお会いしたらかわいらしい方で、親近感を覚えましたし、いち視聴者として拝見していた時とは違った印象で撮影を楽しみました。

福田靖さんの脚本は、会話のやりとりの中でのツッコミなどがほのぼのしていたり、緊張感をザックっと割るところなど面白いなと思い、もっと早くから『DOCTORS~最強の名医~』シリーズに参加したかったなあ、と思いました。

10年以上愛されたシリーズの最後というと名残惜しい感じがしますけれども、最後を飾るにふさわしい脚本だと思いますし、私も参加できて光栄でした。皆さんもぜひ楽しみにしていてください。