• 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔は泡立てない方がいいのかを解説します

洗顔といえば、手のひらや泡立てネットを使って洗顔料をしっかり泡立ててから行うもの…というイメージを持っている人がほとんどではないでしょうか。

最近では「泡立てない洗顔」も話題になっているため、「洗顔料は泡立てない方がいいの?」 と悩んでしまいますよね。

この記事では、洗顔は泡立てるのか、泡立てない方がいいのかについて解説しています。泡立てない洗顔の方法についても紹介していますので、ぜひご覧ください。

洗顔料は泡立てない方がいいの? 泡立てた方がいいの?

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔料を泡立てずに使うと肌を傷める可能性もあります

結論からいうと、洗顔料をしっかり泡立てないで顔を洗うと、肌を傷める原因となる可能性があります。

私たちは、朝起きてからメイクを落とすとき、汗をかいた後など、1日の中で何度か洗顔する機会があります。それぞれの洗顔時に、洗顔料の泡立てを十分に行わずに顔を洗ってしまっている人は意外と多いのではないでしょうか。

十分に泡を立てずに洗顔をすると、肌についた汚れが落ちないだけでなく、肌に負担をかけてしまうことにもなります。

洗顔料を泡立てた方がいい理由

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔をするときは洗顔料をしっかり泡立てましょう

洗顔をするときは、泡立てた方が肌を傷めずに済みます。正しい洗顔の仕方を身につければ、肌はもっちり・しっとりとしていきます。

洗顔料をたっぷりと泡立てて洗うことには、たくさんのメリットがあります。肌を傷めないだけではなく、綺麗な肌を保つために洗顔料は泡立てなければいけません。

洗顔料を泡立てないといけない理由は、大きく分けて下記の2つです。

摩擦・刺激から肌を守るため

洗顔料を泡立てることで、肌と手の間にもっちりとした泡のクッションができます。肌を直接手でこすることがなくなり、洗顔時の摩擦から肌を守ります。

キメや毛穴の中の汚れを落とすため

肌にはキメや毛穴などの凹凸がたくさんあります。きめ細かい泡を作って洗顔をすることで、肌のキメや毛穴の奥にまで泡が入り込み、汚れをしっかりと洗い流してくれます。

肌質や肌年齢に合った洗顔料を選ぶことも大切

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔料は肌質や肌年齢に合ったものを選びましょう

洗顔料は泡立てることの他に、自分の肌質や肌年齢に合った洗顔料を選ぶことも大切です。

特に、30代を超えてくると、今までは目に見えなかったあらゆる肌トラブルが出てくるようになります。加齢に伴って、紫外線やストレス、食習慣といった生活の積み重ねが徐々に表面化してくるからです。

さらに、20代前半をピークにして、肌のターンオーバーの周期は長くなります。その分新陳代謝が滞り、肌の衰えを感じやすくなってきます。シワやシミ、くすみ、毛穴、たるみなど、肌トラブルはさまざまですので、自分の肌質や肌悩みに合った洗顔料を選ぶことが大切です。

肌の乾燥が気になるときには、保湿をサポートしてくれるセラミドを配合した洗顔料を、角質が気になるようであればピーリング石鹸を、敏感肌であれば肌に優しい成分を使った洗顔料を選ぶなど、その選び方はさまざまです。

洗顔料の種類は豊富にあるため、ご自身の肌に合った洗顔料を選ぶようにしてみてください。

洗顔料の泡立て方

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔料の泡立て方を知り、正しく使いましょう

ここからは、実際に洗顔料の泡立て方について解説していきます。

1. まず手を洗って油分や汚れを落とす

最初に手を洗って、手についている汚れや油分を流します。顔を洗う前に手を清潔にしておかないと、洗顔効果は半減してしまいます。

特に冬の時期などは、手にハンドクリームを塗る機会も多いでしょう。手に油分がついていると泡立ちにくくなるため、洗顔料を出す前に、まず手をしっかりと洗います。

2. 洗顔料の規定の量に水を含ませながら泡立てる

洗顔料の説明書どおりの量を手のひらに出し、水を含ませながら泡立てていきます。

目指したいのは、硬い弾力のある泡よりも、きめ細かくてやわらかい泡です。角が立つように硬めに泡立てる人も多くいますが、泡に水気がある方が肌によくなじみ、洗い流しやすくなります。

手のひらをくぼませて、ぬるま湯を含ませながら泡立てていきます。同じ洗顔料であっても、硬めの泡よりやわらかい泡の方が優しく洗え、洗顔後のつっぱりも軽減されます。

洗顔するときの注意点

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    洗顔は注意点を意識して正しく行いましょう

まずは前述のとおり、洗顔前には手を洗いましょう。手が汚れているとせっかくの洗顔も台無しになってしまいます。

肌をゴシゴシこするように洗うのは禁物。泡で肌を包み込むようにして洗ってください。たっぷりの泡で洗顔すれば、こすらなくても汚れを綺麗に落とすことができます。

すすぎは泡が残らないようにしっかりと行います。また、熱すぎるお湯は肌の潤いを奪うため、洗顔は32~34℃のぬるま湯を使って行うといいでしょう。

洗い終わった後は、タオルを軽く顔にあてて水分を吸わせるように拭いてくださいね。洗顔後は、保湿をして肌の潤い補給も忘れずに行います。

泡立てない洗顔とは

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    泡立てない洗顔でもしっかり汚れを落とせます

近年、泡立てない洗顔料も話題になっています。

基本的に、洗顔料や石鹸などはしっかりと泡立てて使った方がいいのが事実です。しかし、必ずしも泡立ちのよさが洗顔料のよさとイコールになるというわけではありません。

通常の洗顔との違い

洗顔料を泡立てた方がいい理由は、摩擦や刺激から肌を守るため、キメや毛穴の奥の汚れを落とすためでした。

一方、泡立てない洗顔料は、乳液タイプやジェルタイプのものなど、さまざまな形状があります。優しく滑らせるように洗顔をするため、肌との摩擦を防ぎながら洗顔ができます。

そのため、摩擦や刺激を減らして汚れを落とすという機能は、泡立てない洗顔にも備わっているといえるでしょう。

泡立てる洗顔料がいいのか・泡立てない洗顔料がいいのかは、自分の肌質や洗顔料の成分などを考慮して、選ぶようにしましょう。

界面活性剤と肌質の関係

泡が立ちやすい洗顔料には、一般的に界面活性剤が多く含まれています。

界面活性剤には脱脂力があるため、強すぎると肌の潤いを守るバリア機能を壊し、油分を落としすぎてしまうことがあります。

肌荒れが気になる方や乾燥肌の方は、一度洗顔料を見直してみてもいいかもしれません。

アルカリ性と酸性の違い

「弱酸性」という言葉を聞いたことがある人は多いのではないのではないでしょうか。弱酸性の洗顔料は、洗浄力が穏やかなものが多い傾向にあります。

反対に「弱アルカリ性」の洗顔料は、洗浄力が強いものが多くなっています。

健康な肌は弱酸性を保っており、一時的に弱アルカリ性の洗顔料で洗顔して弱酸性の状態が崩れてもすぐに元通りになりますが、肌のバリア機能が破壊されてしまっていると、弱酸性に戻るまでに時間がかかります。

脂性肌の方や汚れをしっかりと落としたい方は「弱アルカリ性」を、乾燥肌や敏感肌の方は「弱酸性」の洗顔料をまずは試してみてください。

泡立てない洗顔をするときの注意点

  • 洗顔料は泡立てない方がいい?

    泡立てない洗顔は専用の洗顔料を使いましょう

泡立てない洗顔について解説しましたが、本来、泡立てて使うタイプの洗顔料を泡立てないで使うのはよくありません。

泡立てることが前提となっている固形石鹸や洗顔料は、しっかりと泡立てて使うようにしましょう。泡立てることが前提の製品は、泡立てて使うことで効果が発揮されます。

泡立てない洗顔を行う場合には、専用の洗顔料を使うようにしましょう。

通常の洗顔料は泡立てた方がいい! 泡立てない洗顔は専用の洗顔料を

洗顔料は、基本的には泡立てて使った方がいいとされています。その理由は、摩擦や刺激から肌を守るため、キメや毛穴の奥の汚れを落とすためです。

しかし、最近では「泡立てない洗顔料」も話題になってきています。泡立てないからといって、摩擦や刺激を与えるわけでも、汚れが落ちないわけでもありません。

自分の肌質や肌年齢、洗顔料に含まれる成分をしっかりと把握し、自分に合った洗顔料で洗顔を行うようにしてくださいね。