別府や由布院など、全国でも有数の温泉どころが集まる「おんせん県」大分。実はサイクリングコースも充実しているのをご存じでしょうか。
サイクリングで汗を流せば、温泉やグルメがより一層楽しめるかも。マイナビニュース読者に聞いた、大分県の3つのおすすめサイクリングコースをご紹介します。
【1】ツール・ド・佐伯 Sコース
「ツール・ド・佐伯 Sコース」は、九州最東端の大分県佐伯市を舞台にしたサイクルイベント「ツール・ド・佐伯」で使われるコースです。
S(スペシャル)の名にふさわしく、走行距離190km、200m前後の峠が5つもあるハードなサイクリングコース。佐伯市総合運動公園を出発し、九州一の広さを誇る佐伯市を東西南北に駆けめぐった後、ふたたびスタート地点へと戻ってきます。
山・川・海のすべてが揃ったこのコースでは、九州最東端に位置する鶴御埼灯台(つるみさきとうだい)にも足を運びます。海抜200mの絶壁に、白亜の灯台がひっそりとたたずむ光景は壮観。佐伯市観光案内所では「九州最東端 到達証明書」の発行も受けられます。
Sコースは上級者向けのハードなコースですが、40kmの「大入島グルメコース」、74kmの「日豊海岸満喫コース」など複数のコースがあるので、体力に合わせて選んでみては。
■おすすめ読者コメント
・「ツール・ド・佐伯」は毎年10月に開催されてます。初心者から上級者までコースがあって参加しやすいから(50代男性/大分県/その他)
参考サイト:サイクリングおおいた ツール・ド・佐伯 Sコース
【2】やまなみハイウェイ
九州らしい雄大な山並みを堪能できるのが、大分と熊本をつなぐ「やまなみハイウェイ」。「日本百名道」にも選ばれており、絶景ドライブルートとして有名ですが、サイクリングにもおすすめのルートです。
大分県別府市の九州横断道路入口交差点をスタートし、熊本空港(阿蘇くまもと空港)でゴールを迎えるコースの全長は約124km。
前半は別府や由布院で緩やかなアップダウンを楽しんだ後、中盤では「くじゅう連山」の絶景を望む長者原を通過します。ダイナミックな山々を眼前に眺めながらのサイクリングは、これ以上ないほどの開放感を味わえるはず。後半、熊本県に入ってからは阿蘇の風景も楽しめますよ。
360度を緑に囲まれ、大自然を肌で感じながらのサイクリングは、きっと忘れられない体験になることでしょう。
■おすすめ読者コメント
・文字通りやまなみが美しいコース(50代男性/福岡県/農林・水産)
参考サイト:サイクリングおおいた やまなみハイウェイ
【3】別府湾岸・国東半島海べの道
大分の海岸線を思いっきり満喫できるコースが「別府湾岸・国東半島海べの道」。
大分市、別府市、日出町、杵築市、国東市、豊後髙田市の5市1町をまたぐ全長約152kmの海の街道で、宇佐市法鏡寺の瀬社橋交差点付近をスタートし、大分市佐賀関の関埼灯台(せきさきとうだい)入口付近でゴールを迎えます。
走行距離は長いものの、アップダウンが少なく走りやすいため、ロングライド初挑戦にもぴったりのルート。変化に富んだ海岸線を爽快に駆け抜けましょう。
国東半島は独自の神仏習合文化である「六郷満山文化」が花開いた土地。スピリチュアルなムードの寺院群や温泉の別府、関アジ・関サバで有名な佐賀関など、道中は大分の歴史・文化・温泉・グルメが盛りだくさんです。
ゴール付近の佐賀関半島先端にある「関埼灯台(せきさきとうだい)」は、大分県最古の灯台。ここから望む豊予海峡のパノラマは「せとうち風景30選」にも認定されています。
■おすすめ読者コメント
・海岸線の表情豊かな景色を見ながら走るのはとても気持ちがいい(50代男性/愛媛県/不動産)
参考サイト:サイクリングおおいた 別府湾岸・国東半島海べの道
温泉のイメージが強いですが、海に山にパワースポットにと、まだまだ知らない魅力がいっぱいの大分県。日本一の温泉とともに、自転車旅で風景やグルメも楽しんでみてはいかがでしょうか。