三菱電機 霧ヶ峰PR事務局は、「エアコン暖房の電気代に関する調査」の結果を発表した。同調査は11 月18日~20日、東京・大阪に住む30歳から59歳の男女600名を対象に実施した。節電と快適性を両立する効率的なエアコン暖房使用術も紹介する。
今年の冬、エアコン暖房使用時に重視することを聞くと、72.1%が「節電と暖かさとの両立」と答えた。エアコン暖房を使用するにあたって気になることは「電気代の高騰」(94.3%)が最も多い。しかし、79.2%は「現在節電の工夫をしていない」と答えている。
同社が実施した試験では、外気温が 7℃の環境で30分間エアコンの暖房運転を行ったとき、設定温度が23℃と22℃の場合では、23℃の方が、約 10%消費電力量が高くなる結果が出た。そのため、エアコン暖房の設定温度を工夫することが節電につながることが明らかになった。
そこで同社は、エアコン暖房の設定温度を上げる前にできる、具体的な「節電」と「暖かさ」を両立させる方法を紹介した。
エアコンを暖房運転で使用する際、「暖かい空気は上がっていく」という空気の特性をふまえ「下向き」に吹き出すように風向設定するとよいという。吹出し角度は水平に対して60°以上、下向きの風向設定がおすすめとのこと。風速は「強」がおすすめだという。
また、最初から部屋全体を暖めるのではなく、人がよく居るエリアに向けて左右フラップを調整して、足元周辺を素早く暖めることもすすめている。人は足元が暖かいと、設定温度が少し低めでも寒さを感じにくいという。
エアコンのフィルターが汚れていると、エアコンから排出する空気の清潔性が損なわれたり、風量の低下等の原因になる。消費電力の悪化にも繋がるため、定期的にエアコンのフィルター清掃を行うとよいという。フィルターを清潔に保つために、フィルター自動清掃機能が搭載されたエアコンに買い替えるのもひとつの方法とのこと。