リクルートが運営する『リクルート進学総研』は12月7日、「高校生価値意識調査」の結果を発表した。同調査は8月26日~30日、高校1~3年生1,727人を対象にインターネットで実施した。

  • 自分たちの世代ならではの「強み」

自分たち世代ならではの「強み」について尋ねたところ、最も多い回答は「インターネット・SNS」(22.0%)で、2位は「IT・情報化社会・デジタル」(15.6%)、3位は「情報の収集力・伝達力」(5.8%)となった。10年前の2012年調査と比較すると、2022年は「強み」に情報技術系が集中する結果となっている。

自由回答では「インターネットに長く触れてきた経験を生かし、IT技術を使ったスムーズでグローバルな繋がりを構築できる(インターネット・SNS)」、「スマホやPCなど機械の操作方法等が社会に出る前に学べる(IT・情報化社会・デジタル)」「ネット環境が整っているおかげで自分たちで調べたり発信する力がある(情報の収集力・伝達力)」などの声が集まった。

自分たち世代ならではの「弱み」について聞くと、「コミュニケーション・会話が下手」(9.7%)が最も多く、「インターネット・SNSへの依存やトラブル」(5.8%)、「経験不足(人生・社会)」(4.7%)が続いた。

  • 自分たちの世代ならではの「弱み」

自由回答では「ネットに慣れすぎて対面コミュニケーションが苦手」「スマートフォン依存など 強みが裏目に出てしまっているところがある」「コロナによってできなかった経験(修学旅行・部活動)などで人生経験が少ない」などの声があがった。