ウィジェットとは、アプリの一部機能を取り出した、一種の"ミニアプリ"。大中小の3サイズから選び、ホーム画面の自由な位置へ配置できます。時計アプリを例にすれば、小は特定都市の現在時刻、中は4都市の現在時刻、大は4都市の名前と現在時刻、などと内容/スタイルを変えて表示することができます。

「ウィジェットの提案」は、iOS 15で追加されたウィジェット関連の新機能です。従来、ウィジェットは同じサイズのものを最大10個重ねて表示できましたが、必要なウィジェットを手動で登録しなければなりませんでした。しかし、iOS 15からは「ウィジェットの提案」をオンにしておけば、よく使われるアプリのウィジェットをAI処理で自動的に表示してくれます。

たとえば、スマートスタックに手動登録したウィジェットは「マップ」と「時計」だけとします。それでも「ウィジェットの提案」を有効にしていると、過去の利用状況や位置情報などの情報にもとづき、適切なタイミングで未登録ウィジェットの追加を提案してくれます。

ウィジェットの提案を有効にするには、スマートスタックを長押しすると現れるメニューで「スタックを編集」をタップし、「ウィジェットの提案」ボタンをオン(青い状態)にします。デフォルトでオンにされているため、必要ない場合はオフにしましょう。

なお、スマートスタックを作成すると、アプリの利用頻度などの情報をもとにいくつかのウィジェットが自動的に登録されますが、削除しすぎるとスマートスタックとして動作しなくなります(通常のウィジェットになる)。ウィジェットの提案機能を残したい場合は、不要なウィジェットを削除するとしても最低2つは残しましょう。

  • スマートスタックで「ウィジェットの提案」を有効にしていると、適切なタイミングで未登録のウィジェットが表示されます