こたえる寒さで消費したカロリーを補うべく、お肉をガッツリ食べたくなるこの季節。なにやらココスが、年末年始限定で「トリプルハンバーグ」を始めたらしい。
ダブルどころか「トリプル」って盛りすぎではないか? 商品名だけでワクワクしてくるこのメニュー、さっそく食さねばなるまい!
ハンバーグを食べに、いざココスへ!
期待に胸を躍らせて、やってきたのはココス 平塚徳延店。ココスの本気が入っていそうな「トリプルハンバーグ」、さぞや大々的に宣伝しているであろう!
……と思いきや、「生湯葉とほうれん草の雑炊」のノボリがはためいている。いやいや、確かにオジサンの胃にはやさしいのだが、いま私のハラは完全にハンバーグだぞ、と。
ハンバーグ欲を高めつつ席に着くと、テーブル上のメニューにデデーンと「トリプルハンバーグ」が。そうそうこれだよ、この食欲に訴えかけてくるテンションこそ求めていたものだ。
さっそく備え付けのタブレットで「トリプルハンバーグ」を注文しよう。価格は1,199円。
ソースは「デミグラスソース&チーズソース」か「デミグラスソース&サルサソース」が選べるのか。ここはこってりとチーズソースを選んでみよう。ライスやパン、ドリンクなどもプラスできるが……今回はハンバーグに集中したいので単品で行こう。いくら腹が減っていても所詮はオジサンの胃だからね。
お肉のタワーが届いたときのワクワク感ときたら
注文してソワソワと待つこと約10分。ついにトリプルハンバーグが到着!
ハンバーグ自体は普通のサイズだが、総量は330g。そして高い。積みあがってる。はみ出てるベーコンの主張がすごい。お肉のタワーですよこいつぁ。ジュージューと小気味よく響く肉の焼ける音が「早く食え」と叫んでいるようだ。……でもこれ、どうやって食べたらいいんだろう?
商品の魅力を熟知しているに違いないココス店員に聞いてみると、「大変ですけど、やっぱりすべての具材をまとめて食べられると一番おいしいと思います」とのこと。ダイナミックすぎる食べ方だが、たしかにすこぶるウマそうだ!
ありがたいアドバイスにしたがって、まとめてざっくりとナイフを入れる。おおぉ、これだけの厚みがあると切りごたえもすごい。鉄板まで切り終えると、トリプルハンバーグを構成する7層の具材が見えてくる。3枚の肉汁あふれるハンバーグに、こんがりと焼かれた分厚いベーコン、しっかり火が入った輪切りのオニオン、トマトが挟まれており、さらにハンバーグの上からはチェダーチーズがとろ~っと、いや滝のようにドドッとたっぷりかけられている。
おおぉ……崩れないようピックが刺してあるが、切り分けるとボリューミー過ぎてさっそく崩壊しそう。ハンバーグといろいろな具材を合わせて食べていこう。
デミグラス&チーズソースのハーモニーが優勝
ソースはデミグラスソースとチーズソースの2種類だ。どちらからいくか悩みどころだが……やはり、まずは定番のデミグラスソースを絡めてお肉をガブリ。うん、まさにこれこそ求めていたハンバーグの味!
肉を食べると元気になるというが、自然に笑みがあふれてくる。チーズののったジューシーなハンバーグをベーコンの燻し味がさらに引き立て、トマトの酸味がしつこさを消してくれる。
次はハンバーグ二枚とオニオンをチーズソースでいただく。……口の中はチーズ、チーズ、チーズ。濃厚なチーズソースが、減ったおなかをこれでもかと満足させてくれる。火が通って甘さが際立つオニオンは、肉とチーズのうまみをさらに引き出してくれる。
さらに、この二つのソースを両方つけて食す。うーん、優勝。デミグラスとチーズのソース、そして具材が絡まって、お口の中から幸せがあふれてくる。気取ってちょびちょびソースをつけてる場合じゃなかった。両方つける、なんならハンバーグの上から両方かけてしまうのもアリかもしれないな。気づくのが遅かった……。
ココスでも「やりすぎ」と言われたらしい
そんなこんなで、一気に平らげてしまったトリプルハンバーグ。おいしくて気づかなかったが、食べ終えた後に一気に満腹感がやってきた。満足、満足。辛さがアクセントになるサルサソースも試してみたいが、また次回だな。
余韻に浸りながらメニューを眺めると、どうやらこのトリプルハンバーグ、ココス社内でも「やりすぎでは?」という声があったらしい。いやいや、やり過ぎぐらいがありがたいんです。ココスさん、もっとやりすぎていいんですよ!
今回はひとりで食べきったが、このボリューム感なら友人や家族とシェアして楽しむのもありかもしれない。年末年始にココスを訪れた方は、ぜひ一度このトリプルハンバーグをご賞味いただきたい。