ベンチャーサポートグループは12月7日、ベンチャーサポート相続税理士法人が実施した「相続準備」に関する実態調査の結果を発表した。調査は8月8日〜9日、親の相続準備ができていない60歳以上の男女1,007人を対象に行われたもの。
まず、対象者のうち相続準備を考えているのは620人であった。相続に関することで悩んだ場合にどのようにしようと思っているか尋ねたところ、「専門家などに相談する」が38.9%で最多となった。
以下、「家族や知人などに相談する」(30.3%)、「自分で解決する(ネットや書籍で調べる)」が29.4%で続いている。
どのような専門家に相続の相談をしようと考えているかについては、「税理士」が38.0%、「司法書士」が29.6%、「弁護士」が29.2%という回答結果となった。
次に、相続準備をする際に不安な事について尋ねてみると、「必要書類が作成できるか」が32.4%で最も多く、次いで「土地や不動産をうまく処分できないのではないか」が31.3%、「親族間でトラブルにならないか」が25.0%で続いた。
また、相続後について不安に感じる事について聞いたところ、「自分が相続する側になった時に無事にできるか」が37.7%、「払わなくて良い税金まで払ったのではないか」が36.3%、「公正に相続できたのか」が34.4%となった。