10日に最終回を迎える東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』(毎週土曜23:40~)に出演する松本まりか、佐野史郎のクランクアップコメントが9日、到着した。

  • 左から松本まりか、佐野史郎 =東海テレビ提供

最終回では、 IR招致に向け、ハルコ(大地真央)はチャリティーオークションの開催を宣言。そんななか、出品する品が盗難被害にあい……。さらに地元の祭りも主役となるはずの花嫁花婿が突然キャンセルしたことで開催危機に。いづみ(松本まりか)は祭りを楽しみにしている市民のために「自ら花嫁になる」と言い出す。

そして不穏な空気のなか、オークションが始まり、衆議院議員の海藤(佐野史郎)、菰野(南圭介)、内閣府顧問の遊田(金剛地武志)、飛騨市長の植木(渡辺正行)と職員の里恵(真飛聖)が勢ぞろいし……。

松本まりか、佐野史郎のクランクアップコメントは以下の通り。

■松本まりか
この作品を一言で言うと「心底楽しかった!」。3カ月強このメンバーと現場にいられることに幸せを感じていました。チーム・ハルコはキャストもスタッフも仲が良く、スケジュール他色々大変な現場だけど(笑)それすら楽しんでいる感じがして、それがこの作品のパワーになっている。また地方ロケでは現地の方々がすごくウェルカムしてくれて「撮影に行ってこんなに喜んでもらえる作品はないのでは?」と思うほど。それらすべてが映像にも表れていると思いますので、どうぞ最後の最後まで楽しんで見てください!

思い出に残っているシーンは、第6話の下呂温泉。いつも強いハルコさんがお化けが怖くてヒーヒー言っている時に私(いづみ)がわざと驚かすシーンが私的にはすごく新鮮でした。ワッ! って脅かすいづみも、それに対してワーキャー驚くハルコさんも、その掛け合いが本当に楽しかったし、あのシーンの大地さんがめちゃくちゃ乗っていて、ハルコさんのいろんな表情を見ることができて本当に笑った撮影でした。

思い出に残っているエピソードは、“現場コント”をよくやっていたこと。 例えば、いづみがハルコさんの後ろに見切れたりするシーンの時に、顔半分とかは嫌なので実際より少し位置をズラして立って「テレビに映りたい!」と言うと、大地さんが「いづみちゃん、ここは映らないでね、ハウス!」と言われたり。そんなやりとりを大地さんも「楽しい!」と言ってくださるのが嬉しいし、このコンビが自然体でできるようになったのも嬉しかったですね。

いづみは主に“受けの芝居”だったので、“その場で見て生まれるリアクション”が豊富にできるようになり、特にコミカルなものは、この作品を通して自分の中で確かなものとなりました。第2弾ともなると、いづみ役が自分の体に染み込んでいるから、迷うこともあまりなく、自由な発想で“ハミ出る演技”ができるようになり、女優としては結構吹っ切れたし「ここまでやっていいんだ!」と演技の幅が広がったなと感じています。

■佐野史郎
とにかく最後まで無事に終えることができて、ほっとしています。東海テレビさんでは、これが2本目の出演となりました。「2度あることは3度ある」と言うことで、次も楽しみにしております(笑)。ありがとうございました。皆さん、お疲れ様でした!