JR北海道は9日、留萌本線石狩沼田~留萌間の廃止日に関して、2023年4月1日に繰り上げたい旨の届出を行ったと発表した。同区間について、JR北海道は今年9月、国土交通大臣へ2023年9月30日を廃止日として鉄道事業廃止の届出を行っていた。
その後、11月11日に北海道運輸局による関係者への「公衆の利便の確保に関する意見の聴取」があり、JR北海道は廃止日を繰り上げたい旨の意見陳述を行った。12月1日に国土交通大臣から、廃止日を繰り上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないことを認める通知があったため、鉄道事業法第28条の2に則り、廃止日を繰り上げたい旨の届出を行った。
JR北海道は、鉄道事業廃止後の代替交通や沿線自治体のまちづくりに対して可能な限り支援するとしている。持続可能な交通体系の構築について、地域の人々と一緒に取り組んでいくとのこと。