民放公式テレビ配信サービス・TVerが、初の完全オリジナル番組を制作。お笑いコンビのラランドとアイドルグループ・櫻坂46の山崎天らが出演する『最強の時間割 ~若者に本気で伝えたい授業~』(毎週金曜配信)が、9日から配信をスタートした。

  • (左から)山崎天、OSRIN、サーヤ、ニシダ

この番組は、様々な業界のトップランナーの方を先生として招き、今後様々な出来事に向き合っていく学生、社会人に知っておいて良かったと思える「考え方のヒント」を届けるというもの。生徒のサポーターとして、ラランド(サーヤ、ニシダ)、櫻坂46の山崎天も出演する。

初回配信の先生は、今や4.2億回以上(11月30日時点)も再生されているKing Gnuの「白日」のミュージックビデオを手がける映像作家のOSRIN。現在はKing Gnuのほか、櫻坂46、Mr.Children、GLAYなど数々のアーティストのミュージックビデオやアートワーク作品を手がけている。

そんなOSRINがどんなメッセージを送るのか。白熱した授業ともに、OSRINが番組のために特別に制作した番組のオープニング映像にも注目だ。

コメントは、以下の通り。

■サーヤ
見逃し配信といえばTVer、という印象が強かったので、そのTVerで完全オリジナル番組ができると聞いたのは驚きでした。今回、撮影してみて内容も凄くすごいですし、普段は“表”に出ない、何か作品などを媒介して知っていたような人たちが“生身”で出てくるってことが衝撃的でした。それができるって、この番組の醍醐味ですし、直接(作品を)作った経緯や裏話を聞けるのが本当に貴重な機会だなと思いました。
作品を見る時って完璧に仕上がった「ゴール」を見ているので、プロセスってあまり見ることはないんですよね。だから、その裏でミスやトラブルがあったことも聞けてビックリしましたし、OSRINさんの人間味みたいなものも見させていただきました。また、OSRINさんにオープニング映像を作っていただいたのですが、あれはえげつなかったです。あのとんでもない映像の直後に、ニシダの「起立、礼」の台詞があるので、そのギャップをみんながどう受け止めるのかなって(笑)。変なツーブロックが映るわけですから!

■ニシダ
「TVerでオリジナル番組が持てる」ってよくわからないというか(笑)、最初は「ドッキリなのかな」という気持ちもありましたけど、現場での大人の数がすごかったので、これは本当なんだなと思いました。全人類に見てほしいです。その価値がある!
作品を作る人は何を考えて作っているのか、こちらが想像するしかないと思うんです。今日のOSRINさんの授業では、自分たちがすごいと思っていたポイントが、意外とそちら側(制作者側)はそう思っていたんですね、というのが伝わってきて楽しかったし、発見がありました。あと、OSRINさんに作ってもらったオープニング映像、あれは番組のハードルが上がりますね。

■山崎天
私はまだ高校生ですが、OSRINさんの授業は、学生に刺さる言葉も多かったと思いますし、これから進路を決めていくうえで、やりたいことがあるけど「できるか不安」「自分を信じていいかわからない」「自信がない」という方や、何かに没頭できるものが一つでもある方に見ていただきたいと思いました。考え方が前向きになったり、「これでいいんだな」と思えたりすると思います。
OSRINさんは、普段からお世話になっている方なのですが、アイデアの引き出し方や「意外とこういうところから作っていらっしゃるんだ」ということを知られましたし、OSRINさんの頭の中、考えていることが少し分かったような気がしました。本当に天才だと思っていましたが、実はそれだけではないというか、いろいろな発見があって面白かったです。オープニングに関しては、OSRINさんと一緒に作っていく立場で、現場でも見させていただいていたので、時間をかけてこだわる方とわかってはいたのですが、「あのすごいオープニング映像って16時間もかかったの?」と驚きました。それだけ、一つひとつの仕事に手を抜かない。そこがプロだなと思いました。