ディスコは12月6日、「24卒学生の11月後半時点の就職意識調査」を発表した。同調査は11月15日~22日、2024年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)1,040人を対象に、インターネットで実施した。
自分たちの代の就職戦線が、2023 年卒者と比べてどのようになると見ているのか尋ねたところ、 56.3%が「やや厳しくなる」「非常に厳しくなる」と回答した。前年調査より、約5ポイント増加している。
理由としては「就活の早期化が進み、それに乗り遅れた者の枠がその分狭くなる」「1年生の時にコロナが直撃、何かに挑戦することが難しいまま学年だけが上がってしまった学生が多く、志望動機などの点やアピールにおいて弱くなってしまうことが予測されるから」などだった。
11月後半時点での志望業界の決定状況を尋ねると、31.5%が「明確に決まっている」と答えた。志望業界の 1位は「インターネットサービス」(19.4%)で、2位は「情報処理・ソフトウエア」(18.3%)と、IT関連が上位を占めた。
インターンシップ等の参加状況を尋ねたところ、91.4%が「参加経験」があると回答し、平均社数は8.7社だった。そのうち、就職したいと思った企業は2.6社だった。
インターンシップ等のプログラムに参加した企業からの参加後のフォローの有無を聞くと「大抵の企業からあった」が37.2%、「参加企業の半分くらいからあった」が45.4%で、合わせると8割超が何らかのフォローを受けていることがわかった。フォローによって志望度が上がった学生は6割強だった。
今後のインターンシップ等への参加について尋ねると、85.7%が「参加したい」と答えた。参加したい時期は「12月」が最多だった。
コロナ禍での大学生活の感じ方を尋ねたところ、71.7%がコロナ禍の影響で「満足な大学生活が送れていない」と答えた。自己PRやガクチカの内容については、52.0%が「とても困ると思う」「やや困ると思う」と回答している。