10日に最終回を迎える東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『最高のオバハン中島ハルコ』(毎週土曜23:40~)に出演する今野浩喜、合田雅吏、蕨野友也のクランクアップコメントが8日、到着した。
最終回では、 IR招致に向け、ハルコ(大地真央)はチャリティーオークションの開催を宣言。そんななか、出品する品が盗難被害にあい……。さらに地元の祭りも主役となるはずの花嫁花婿が突然キャンセルしたことで開催危機に。いづみ(松本まりか)は祭りを楽しみにしている市民のために「自ら花嫁になる」と言い出す。
そして不穏な空気のなか、オークションが始まり、衆議院議員の海藤(佐野史郎)、菰野(南圭介)、内閣府顧問の遊田(金剛地武志)、飛騨市長の植木(渡辺正行)と職員の里恵(真飛聖)が勢ぞろいし……。
今野浩喜、蕨野友也、合田雅吏のクランクアップコメントは以下の通り。
■今野浩喜
すみません、なんかシーズン2も俺だけラクし過ぎていて(笑)。実は、愛知ロケに行った時に初めて、俺以外の皆さんが長期地方ロケをしていて大変なんだということを知りまして。俺自身はラクなドラマだと思っていたので(笑)。この後もまだまだ撮影があるということで、皆さん好きですね、撮影が(笑)。すみません、変なことばっかり言っていますが、皆さん、どうもありがとうございました!
■蕨野友也
思い出に残っているシーンは、やはり“信長の格好をされた大地さん”。あれはかなりパンチが強かった。朝“あの状態”で現場に来られた時、あまりにも男前過ぎて最初、大地さんだと分からなかった。「サマになっている」というか「生きている」と思いましたね。
この作品を一言で言うと「知(ち)」。 台本から知ることも多いですし、地方ロケで知ることも多かった。毎話のゲストの方やスタッフの方など1つのドラマを作っていく人たちを知ることで良い現場が生まれると思い、僕自身も“冷静に物事を見ている若杉役”の目線で様々なことを知るよう取り組んだ3カ月強でした。
最終話はハルコ先生が強烈にパワーアップしています。我ら“令和の水戸黄門”は必ずしも悪を成敗するためでなく、あくまでも守りたいものを守るために先生が動き、それに我々が付き従う。岐阜のなくなっては困るもの、知っているようで知らないことをドラマで詳しく描いているので楽しみながら見つつも、そこに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
■合田雅吏
思い出に残っているシーンは、神々しいまでの“大地さんの信長姿”が一番ですが、自分の役で挙げるとすると、ハルコクリニックの休憩室、通称“秘密の小部屋”でのシーン。あの部屋は若杉と大谷にとっての仕事場。若杉はパソコンを持って何かやるという動きがあるのですが、大谷は「何をやろうか?」と。現場でスタッフからは何の指示もなかったので、勝手にお茶を淹れたり、お菓子を用意したりしていたら、結果それが採用されて、以降あの部屋でやることは完全に僕に任されてしまった(笑)。でも、それがすごく自分的には面白かったし、大谷の料理好きというキャラ設定を強化することに繋がりましたね。
思い出に残っている現場エピソードは、ワラビー(蕨野)と本当の裸の付き合いができたこと(笑)。第1弾の時は同じホテルで1つしか大浴場がなかったから、行けば会うという感じでしたが今回は、例えば第6話で撮影&宿泊した下呂温泉『水明館』には3つの大浴場がある。僕らは大体同じタイミングで撮影が終わるので、それぞれの部屋に荷物を置くと「じゃあ、風呂どこ行く?」なんて待ち合わせて行くようになりましたね。
この作品を一言で言うと「第2のファミリー」です。大地さんを頂点とした “ハルコ・ファミリー”という大家族で旅をしていたようで、本当に楽しい3カ月強でした。ここに参加できて良かったし、またこのメンバーで集まれると信じています!
最終話もどこかハチャメチャのようで、日本が現在進行形で抱える問題を本当に気持ちよく斬っているお話になっています。みんなが心のどこかで疑問に思っていることを解決してくれるから、笑って見ながら少しホロッとして終われる、本作のような展開が日本のどこかで今後出てきたらいいなと思うほどです。ハルコ先生が海藤(佐野史郎)さんに「政治家にとって一番信じるべきもの」 を問う場面があるのですが、ハルコ先生の答えに感心! きっと見ている方も同じ気持ちになれると思うので、そこも楽しみにしていてください。