米Intelは12月6日(現地時間)、同社グラフィックス製品向けドライバの最新バージョン「31.0.101.3959」を公開した。DirectX 9を用いたゲームへの最適化が含まれており、一部のゲームタイトルで大幅な性能向上が実現されている。
Intelのディスクリートグラフィックス製品向け最新ドライバにおいて、DirectX 9を用いたレガシーなゲームタイトルのパフォーマンスが大きく向上するという内容。インテルでは、最新ゲームタイトルにおいてDX12を活用したリッチな表現が実現されており、DX11を用いたメジャーなゲームも数多くプレイできるとした一方で、DirectX 9ベースのゲームタイトルへのニーズについても認知していると表明。今回の最新ドライバで最適化が行われ、大幅な性能向上が実現されている。
中でも、『Counter-Strike: Global Offensive』や『League of Legends』などの著名な競技ゲームタイトルではDX9を現役で運用中。新バージョンのドライバ適用で平均fpsが最大1.8倍向上し、99% fpsは2倍以上引き上げられている。
ちなみに、Intel ArcシリーズはDirectX 9にネイティブ対応していない。DX9専用タイトルはWindows内蔵のDirect X12が搭載する互換API(D3D9onD12)によって動作させており、これについてはサポートページでも言及されている。