パルコ・プロデュース 2022『幽霊はここにいる』の公開フォトコールが7日に東京・PARCO劇場にて行われ、神山智洋、八嶋智人、木村了、稲葉賀恵(演出)が登場した。

  • 八嶋智人

    八嶋智人

同作は安部公房による戯曲で、1958年度岸田演劇賞も受賞し、翻訳版がヨーロッパなど世界各国でも上演されている。元・上等兵で、いつも幽霊を連れているという不思議な男・深川啓介(神山智洋)が、胡散臭げな風体の男・大庭三吉(八嶋智人)と出会い、幽霊の身許捜しを始める。

FIFAワールドカップカタール2022が話題となっていたが、クロアチア戦だけ見られたという神山は「本当に惜しかった。絶対勝てる試合だったと思うんですよね」とコメント。「やっぱりベスト8行って欲しかったなというのはあったし悔しい思いは、選手の皆さんの方がもちろんそうだと思うんですけど、本当に日本が一丸となって応援していたと思うので、感動しました」と振り返った。

また稽古中も試合を見ていたという八嶋は「僕もそうですけど、この期間だけにわかの人でもみんなが集まる時があるのが羨ましいし、演劇もそういう風になったらいいなと思います」と心境も。さらに八嶋は「あとSNSで、長友(佑都)選手が『ブラボー!』とおっしゃったのが八嶋智人みたいだって、流れてきたんですよね。だから、言ってます! 今の(フォトコールの)シーンでもうっすら言っていたので、本番はもっとはっきりと言っていこうと思います」と宣言する。「今言ってほしい」と求められると、八嶋は「今、もうこの空気がブラボー! ブラボー!」と叫んだものの、「まあ、こんな感じになるのはわかってるんですけど」と苦笑し、「けどまあ言ってくださる方がいるからやっていこうかな。光が少しでもあるなら」と語った。