アイドルグループ・乃木坂46が出演する日本テレビの音楽バラエティ番組『新・乃木坂スター誕生!』(毎週月曜25:29~)発リアルイベント『新・乃木坂スター誕生! LIVE』が5日・6日、横浜ぴあアリーナMMでの有観客公演とオンライン配信で行われた。
デビューから約9カ月経った5期生にとって初のアリーナ公演。メンバー11人のソロ歌唱メドレーでは、これまで番組で披露した曲やこのLIVEで初披露となる楽曲にそれぞれが挑戦し、中西アルノは「ここでキスして。」を圧倒的な歌唱で聴かせたほか、池田瑛紗は「ルージュの伝言」で独自の世界に引き込み、岡本姫奈は「VALENTI」で得意のダンスを披露した。
一方で、初のソロステージに思いがあふれた冨里奈央は、時折声を詰まらせながら「ありがとう」を歌い切り、思わず涙。その姿に、メンバーも思わずもらい泣きする場面が。番組MCの伊藤俊介(オズワルド)は「昔だったら歌ってる最中に涙こぼれちゃってたのに、歌ってる最中は涙を流さずに歌い切って信じられない成長ですよ!」と、冨里の成長ぶりに感動しきり。また、畠中悠(オズワルド)が5期生のために制作した「まだ若い君へ」を五百城茉央&奥田いろはのユニット・カフェオーレがギターで弾き語りするなど、多彩なユニットのステージでも楽しませた。
初日には、ゲストにTRFのYU-KIが登場。「masquerade」「EZ DO DANCE」を菅原咲月、一ノ瀬美空、小川彩とコラボし、クールな歌声とダンスパフォーマンスに会場はヒートアップ。再びの共演に、YU-KIは「こんなに早くまた皆さんとコラボできてうれしい」と語り、「CRAZY GONNA CRAZY」を5期生全員と熱唱した。
6日の公演では、ゴスペラーズがゲストに登場し、井上和と名曲「ひとり」をアカペラで披露。番組での共演時よりもさらに磨かれた井上の歌声に、村上てつやは「半年以上経って、歌に風格があってアカペラをやることの緊張感がゼロだなと。堂々とした歌いっぷりでしたよね!」と絶賛した。さらに、「やさしさに包まれたなら」で、5期生全員がアカペラに初挑戦し、会場に響きわたる歌声に、拍手が沸き起こった。
『新・乃木坂スター誕生!』ブロックに続く後半は、乃木坂46の楽曲を披露するコンサートが開幕。初の5期生曲「絶望の一秒前」のほか、菅原がセンターを務める「バンドエイドを剥がすような別れ方」のほか、川崎桜がセンターを務める5期生の最新曲「17分間」を今公演で初披露し、両日ともに、アンコールまで全10曲の歌唱で会場を盛り上げた。
井上は5期生だけで作り上げた公演について、「あらためてライブを作り上げる楽しさや大変さを実感。先輩たちのすごさを感じて、もっと頑張ろうと思った」と語りつつ、「冬なのにこんなに汗かくことってあるのかなっていうくらいすごくアツくて、楽しいライブです!」と充実感たっぷりの感想をコメント。最後に、川崎が「今日までみんなが頑張ってきた姿にすごく刺激をもらったし、日に日に成長していく姿に胸が締め付けられるほど感動して、力をもらいました。神戸まであと少し、5期生みんなで全力で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」と神戸公演への意気込みを交えて締めくくった。
全4公演のチケットが即完売し、生配信が行われた横浜公演。公演が始まるとともに公演名のハッシュタグやメンバーの名前が続々とTwitterのトレンド入りを果たすなどの反響を受けて、急きょ18日に神戸ワールド記念ホールで開催される神戸公演の生配信が決定した。
昼公演にはダンスナンバーで番組を盛り上げたMAXがゲスト出演。最終公演となる夜公演には、シークレットゲストの登場を予定している。