数多くの配下を従え、国を治めてきた戦国武将たち。カリスマ武将から論理的な思考を持つ武将、そして情に厚いタイプの武将など様々なタイプが存在しました。

今回は、11月14日の「いい上司の日」にちなみ実施した「この人に上司になってほしい!」と思う戦国武将に関するアンケート調査の結果を発表。ランキング形式にてご紹介します。

上司にしたい戦国武将、ランキングでご紹介!

1位:明智光秀 56%
2位:徳川家康 7%
3位:織田信長 4%
3位:武田信玄 4%
5位:井伊直弼 2%
5位:上杉謙信 2%
5位:黒田官兵衛(黒田兵高) 2%
5位:島津義弘 2%
9位:石川数正 1%
9位:大友宗麟 1%
9位:小田氏治 1%
9位:九戸政実 1% 9位:真田信繁(真田幸村) 1%
9位:真田信之 1%
9位:真田昌幸 1%
9位:伊達政宗 1%
9位:北条氏康 1%
9位:毛利元就 1%

1位:明智光秀 56%

1位は「明智光秀」でした。得票率は56%で、2位以降と圧倒的な差をつけてのトップとなりました。明智光秀といえば織田信長に仕えていた人物でありながら、後に裏切りに走ったとされる「本能寺の変」で有名。その動機には様々な諸説があり、謎に包まれています。

上司というよりも部下の立場であった光秀ですが、断トツで票を獲得したのは、優秀で尊敬できる人物である事にくわえ、信長の家臣という境遇から部下目線の気持ちに理解ある人物に違いないとされたからかもしれませんね。

2位:徳川家康 7%

2位には「徳川家康」が得票率7%でランクインしました。徳川家康といえば江戸時代初期の日本の武将で、織田信長・豊臣秀吉の没後に関ヶ原の戦いを経て、270年以上にもわたる江戸幕府を開いた実績の持ち主です。

織田信長や豊臣秀吉に比べると落ち着いた印象があり、上司に例えるのであれば現実主義者かつ大衆向きのタイプとの見方が強いかもしれません。

また、「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」の言葉でも知られる気長で温和な人柄からも、理想の上司像とされているようです。

3位:織田信長 4%

3位は、「織田信長」でした。織田信長といえば、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将で、戦国時代には天下布武を目指し、その後の歴史に大きな変化をもたらした人物です。

リーダーシップの強さやカリスマ性・先進性を持つ魅力的な人物であるため、上司として憧れる声が多いのも頷けますよね。能力成果主義である点も、支持される理由として大きいと思われます。

一方で、結果を出さない家臣には冷酷とも言えるほどに厳しい点や、他人の意見に耳を傾けないワンマンさが上司像としてマイナスの印象となっているのか、得票率は4%にとどまりました。

3位:武田信玄 4%

「武田信玄」も信長と同じく得票率4%でランクインしています。室町時代後期に活躍した人物で、「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」という言葉でも知られています。

大胆で衝動的な面も見られた織田信長とは対照的に堅実かつ隙を見せない慎重派の印象が強く、人情を重んじる傾向にある武将とされています。上司像としては安心して付いていけるタイプと言えるでしょう。

また、「渋柿は渋柿として使え」「一生懸命だと知恵が出る、中途半端だと愚痴が出る、いい加減だと言い訳が出る」など、現代の仕事スタイルに通用する名言を数多く残している点も支持されている理由かもしれません。

5位:井伊直弼 2%

5位は、「井伊直弼」でした。幕末の譜代大名で幕末期の江戸幕府にて大老をつとめた人物ですね。歴史上では強引な政策の末に暗殺された独裁的なポジションですが、強行の動機や背景からは責任感の強さが伺えるのも特徴です。得票率は2%でした。

5位:上杉謙信 2%

「上杉謙信」も同じく5位にランクインしました。戦国時代に越後国統一した武将で、武田信玄と五度にもわたり戦いを繰り広げるなど"戦国最強"とも言われた人物です。戦の才能を持ちながら正義感が強く義に厚い人柄でも有名です。

5位:黒田官兵衛(黒田兵高) 2%

「黒田官兵衛(黒田兵高)」も同率で5位となっています。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下人に仕え、軍師として秀吉の天下統一に大きく貢献した人物です。戦わず交渉で敵を降伏させる能力を持つ切れ者として知られています。

5位:島津義弘 2%

同じく「島津義弘」も5位となりました。安土桃山時代にかけての薩摩国の武将で、数々の武勇伝を持つ中、関ヶ原の戦いでの「敵中突破」が特に有名。生涯で50以上の戦をこなし、"鬼島津"との異名を持つ人物でした。

そのほか、9位にはそれぞれ得票率1%で24人がランクイン。信長の後を継いで天下を統一した「豊臣秀吉」や出羽国と陸奥国の武将で知られる「伊達政宗」のほか、「石川数正」「大友宗麟」「小田氏治」「九戸政実」「真田信繁(真田幸村)」「真田信之」「真田昌幸」「北条氏康」「毛利元就」「足利義輝」「織田信忠」「小早川隆景」「太原雪斎」「高坂昌信」「伊達輝宗」「丹波長秀」「細川忠興」「細川幽斎」「本田忠勝」「前田慶次」「三好長慶」「柳生宗矩」といった名が並びました。

戦国三英傑を抑えて「明智光秀」が断トツという結果に対し、意外に感じた人も多いのではないでしょうか。戦国武将にも様々な人物が存在しており、どのようなタイプが理想の上司像であるかは相性や価値観によっても変わってくるでしょう。みなさんは、どの武将を上司にしたいですか?

●調査概要
調査期間:2022年11月15日~11月28日
有効回答数:158