モデルで女優の久間田琳加が、2023年1月24日よりTBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で放送される『ブラザー・トラップ』(毎週火曜24:58~25:28)で同局のドラマに初主演することが7日、発表された。相手役は、5人組ダンスボーカルグループ・M!LKの山中柔太朗が務める。
TBSで今年の春からスタートした深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」。その6作目となる本作は、電子コミックサービス「LINEマンガ」にて1億3000万viewを突破した人気漫画を実写化。元カレとわだかまりが残ったまま別れてしまったことがきっかけで、恋愛に積極的になれなれない大学生・立花あかり(たちばな・あかり)に訪れた久々の恋。しかし、相手の年下男子・成瀬和泉(なるせ・いずみ)は元カレの弟であったことが発覚。その事実は、いつしか本人たちも知ってしまい……。この三角関係を中心に繊細で一途なドキドキのピュアラブストーリーが展開される。
主人公の立花あかりを演じるのは、久間田琳加。2012年に「ニコラ」のモデルオーディションでグランプリに輝き、モデルデビュー。その後、「Seventeen」の専属モデルも務め、現在は「non-no」の専属モデルとして活躍している。モデルとしての活動のほかにも女優としてドラマや映画にも出演しており、本作がTBSドラマ初主演となる。久間田が演じるあかりは、過去の失恋がきっかけで恋愛に臆病になってしまった大学2年生。純粋で友達想い、かつ困っている人は放っておけないという優しい性格だが、自分に自信が持てず常に他人に気を遣っており、自分の気持ちを優先させることが苦手である。
そして、あかりと出会う年下男子・成瀬和泉役は山中柔太朗。5人組ダンスボーカルグループ・M!LKの活動と並行して様々なドラマに出演しており、本作がTBSドラマ初出演となる。和泉はあかりと同じ大学に通う1年生。あかりと似て穏やかで優しく、朴訥とした真面目で誠実な性格だが、何事にもまっすぐなため嘘やはぐらかすことができず、思ったことはすぐに口に出てしまう。久間田演じるあかりと山中演じる和泉の初々しいやり取りに注目だ。
『ブラザー・トラップ』は、2023年1月17日正午から「Paravi」と「U-NEXT」で先行有料配信を開始し、1月24日24時58分より地上波放送がスタート。そして地上波放送後には、「TVer」「TBS FREE」「GYAO!」「Yahoo!」で無料1週間見逃し配信される。
久間田、山中、原作・日向きょう氏、阿部愛沙美プロデューサーがコメントを寄せた。
■久間田琳加
趣味が少女漫画を読むことなので、実写化ドラマのお話をいただいたときはとてもうれしかったと同時に、主演を務めさせていただくということで、身が引き締まる思いでした。キュンとするラブストーリーですが、シビアな三角関係でもあるので、そのあたりも意識しながら、あかりを丁寧に演じたいと思っています。
台本を読みましたが、複雑な関係に戸惑いながらも、まっすぐな気持ちで2人に向き合うあかりの姿が印象的でした。この3人の次の展開が毎回気になって、原作も台本もあっという間に読み終えてしまいました。
ラブストーリーならではのこの作品の世界観を大切にしながら、あかりのまっすぐさを大切に演じていきたいと思います。ドキドキ、ハラハラの胸キュンをたくさんの方に楽しんでいただけたらうれしいです!
■山中柔太朗
このドラマに出演できるとお話を聞いたときは、素直にうれしかったです。飛び上がりそうでした(笑)。すぐに原作を読ませていただき、さっそく釘付けになってしまったのを覚えています。和泉としてどう生きていくか悩み、たくさん準備をしました!
僕が演じる成瀬和泉は、優しくて周りを見ていて感情もある人ですが、それが表情に出なかったり、外から見ると一見何を考えているのだろうと思ってしまうような性格をしていて、でも言いたいことははっきり言う性格のキャラクターです。
原作と台本を読ませていただき、和泉に寄り添うと新たに共感するところも見えてきました。自分の気持ちをはっきりと伝えられる和泉に羨ましさも感じました。視聴者の皆さんに『ブラザー・トラップ』が毎週楽しみと言ってもらえるよう頑張ります!
■原作・日向きょう
連載初期の頃から「ブラザー・トラップ」は実写化に向いていますよねと言っていただけることが時々あり、もしそうなったら素敵だなと夢見ておりましたが、まさか本当に実現するとは思わず今でも信じられない思いです。第一話の脚本を読ませていただいた際、あらすじを知っているはずなのに新鮮な面白さがあり、原作者ながら「続きが気になる!」と思いました。さらに、あかり役を久間田さん、和泉役を山中さんというイメージぴったりなお二方に演じていただけるとのことで、素敵なドラマになるだろうなと期待に胸を高鳴らせております。原作以上に「どっちも派」が増えるのではないかなと予想しておりますが、ぜひドラマでも「弟派? 兄派?」と楽しく盛り上がっていただけましたら幸いです。
■阿部愛沙美プロデューサー
「ブラザー・トラップ」を実写化できること、大変うれしく思います!
“好きになった人は元カレの弟”という、ドロドロしていそうな三角関係の設定に惹かれ原作を読み始めると、初々しい恋心と甘酸っぱさが何重にも折り重なっている、まるでイチゴのミルフィーユのようなラブストーリー。読めば読むほど引き込まれ、繊細な感情を操る日向さんのセンスに脱帽・・・! 私はこんな初々しい気持ちにはもう戻れないのだろう・・・(笑)と思うと同時に、羨ましく思いました。
これから素敵な出会いが待っている皆様には、こんな恋愛してみたい! 酸いも甘いも知り尽くした皆様には、私にもこういう時があったな・・・なんて、思わず青春を回顧してしまうような時間をお届けしたい、と監督とも話しながら取り組んでいます。そんな私たちの願望を、久間田さんと山中さんに体現いただくというありがたい撮影の日々を過ごしています。
あかり役には、透明感のあるかわいい笑顔の中にも真っすぐさを兼ね備えている方がいいなと思っていて、若い女性に人気で幅広く活躍されている久間田さんにお願いしました。思わず慰めたくなる切ない表情をしたかと思えば、次のシーンでは食べちゃいたいくらいキュートな笑顔を見せてくれる、久間田さんのトラップに沼落ちする日々です(笑)。
和泉役はとても迷いました。感情が表に出にくいけど、ものごとをはっきり言う性格。誰がいいだろう・・・と悩んでいる中、かねてから気になっていた山中さんと実際お会いしてみて、朴訥とした真面目そうな雰囲気と淡々と話す姿が和泉にぴったりだなと思いました。久々に黒髪にした山中さんは和泉君そのもので、モニター越しに見せるふとした表情は唯一無二のカッコよさです・・・!
そしてこの2人の間に兄・大和が絡んでくるのですが・・・解禁をお楽しみに!!
繊細さが折り重なって構成された原作9巻分を、30分9本に収めるのは正直難しい作業で、一つ崩すと全部崩れていってしまうのですが、脚本のおかざきさんが原作の世界観を壊さずまとめ上げてくださり、キャストの皆さんともキャラクターについて話しながら作っています。
原作ファンの皆さんはもちろん、すべての方にあかりの気持ちになって『ブラザー・トラップ』を堪能していただけたらうれしいです・・・!
(C)日向きょう/KADOKAWA (C)『ブラザー・トラップ』製作委員会