女優の奈緒がこのほど、日本テレビ系ドラマ『ファーストペンギン!』(毎週水曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話はきょう7日に放送される。
最後の撮影は、とある飲食店で、和佳(奈緒)が一人食事をしているシーン。スタッフからの「オールアップです!」の声と共に拍手が起こると、その場で主題歌「ミチヲユケ」が流れ出し、撮影が終了した。
さらに、当日撮影予定のなかった堤真一、梶原善らさんし船団丸の面々が、奈緒のクランクアップを見届けるために、朝からロケ現場に駆けつけるサプライズも。堤や梶原から、「奈緒ちゃ~ん! お疲れさま!」と笑顔で声をかけられ、花束やプレゼントが手渡されると、まさかのサプライズに奈緒は思わず涙。「皆さん、お疲れ様でした…!」と声を振り絞るも、感極まって号泣した。
「いろんな方の想いが詰まった素敵なドラマで、この役を頂けたのは、とても幸せなことだと思っています」と力強く語った奈緒は、あふれ出す想いを噛み締めながら、「『今日、大丈夫かな? このシーンできるかな?』と不安に思うことがあっても、現場に行けば、温かい共演者・スタッフの皆さんがいて、皆さんがいるからこそ、全てのシーンを無事に撮り切ることができました。座長として頼りない部分もあったと思いますが、共演者の先輩方が支えてくださって、“見たことのない景色”を、皆さんのおかげで見ることができました」と感謝の言葉を述べた。
さんし船団丸の船団長・片岡洋を演じた堤真一は、汐ヶ崎漁港で“ある人物”と再会するシーンでクランクアップ。撮影を終えた堤は「とても雰囲気が良い現場で、スタッフや役者たちと仲良く、楽しく撮影ができたと思っています」とコメント。前日には、堤を除くさんし船団丸の面々がすでにクランクアップをしており、「今日はうるさいの(梶原善)がおらんから静かやなぁ…」とつぶやいていたが、その直後に梶原が撮影現場にサプライズで姿を現すと、満面の笑顔に。和気あいあいとした雰囲気に包まれながら、全ての撮影を終えた。
■奈緒
皆さん、お疲れ様でした。このドラマのお話をいただいた時、「本当に私でいいのかな?」という気持ちもありましたが、原作者の坪内知佳さんにお会いして、色んな方の想いが詰まった素敵なドラマで、この役をいただけたのはとても幸せなことだと思っています。時々、「今日、大丈夫かな?このシーンできるかな?」と不安に思うことがあっても、現場に行けば、温かい共演者・スタッフの皆さんがいて、皆さんがいるからこそ、全てのシーンを無事に撮り切ることができました。座長として頼りない部分もあったと思いますが、共演者の先輩方が支えてくださって、“見たことのない景色”を、皆さんのおかげで見ることができました。SNSなどを通して、視聴者の方からも多くの感想をいただいて、その中には、「今までやりたいことがなかったけど、『ファーストペンギン!』を見て、水産のお仕事に興味を持ちました」というメッセージもあったり、漁師さんからも沢山の感想をいただきました。「ドラマを作るって、本当にすごいな…」と思いましたし、ドラマを作っている皆さんのことを、私は心から尊敬しています。また皆さんとお仕事ができるように、これからももっともっと精進したいと思います。本当にありがとうございました。
■堤真一
とても雰囲気が良い現場で、スタッフや役者たちと仲良く、楽しく撮影ができたと思っています。それは何よりも、奈緒ちゃんの頑張りのおかげだと思います。終わるのが寂しいような、嬉しいような…。でも、しばらくはこの現場(漁港)に来なくてもいいかな?と思っています(笑)。それと、現場の雰囲気を良くしてくれた梶原善にも感謝しております!ありがとうございました。