数少ない国産爪楊枝メーカーとして知られる菊水産業の公式Twitterが投稿した「爪楊枝の溝は、ただの飾り」ツイートというに、ネットで「なん…だと…」と注目が集まっている。

大阪府河内長野市にある菊水産業は、国産クロモジの枝を使った楊枝や、爪楊枝の製造のほか、国産竹製品やお箸などの卸販売を行う会社。

話題となっているのは、11月29日に投稿された菊水産業の公式Twitterのツイートの、「国産つまようじ製造業してますって言うと『この溝って折って箸置きみたいに使うんでしょ?』って95%位の確率でドヤ顔で言われるけど違います🥺ただの飾り」というコメント。爪楊枝の特徴的なアノ「溝」は、ただの飾りなのだそう。多くの人があの溝に理由があると思っていたらしく、「つまんで取りやすい様にかとおもた!」や「滑らないようにだと思ってた…」など、様々な溝の使用用途の声が寄せられた。

調べたところによると、あの溝は、爪楊枝の製造過程でしょうがなく掘られたものだそう。爪楊枝を加工する際、機械にセットした爪楊枝を高速回転させて削るが、その際、持ち手側の木が摩擦で黒くなり見た目が悪くなる。そこで、見た目の悪い焦げた部分を誤魔化すために、コケシを参考に溝を付けたのだそうだ。

ネット上では「なん……だと……」「知らなんだ…何のためか知らんけど何かしらの意味(用途)があると思ってた!」「まじか・・・あれ飾りなのか・・」「地元の特産品やのにそれは知らんかったw」などの声が寄せられた。