イギリス・ウェールズ政府が、新たなポイ捨て防止策として、マクドナルドの包装紙に「車のナンバー」を印刷することを検討しているそうだ。ただ、効果は期待できそうだが、「もし、マクドナルドだけがこれを実行すれば、多くの人はバーガーキングに行くだろう」という懸念も？
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英ウェールズでは、ドライブスルー利用者の包装紙にナンバーを印刷するポイ捨て防止策を検討中らしい
このポイ捨て防止策は、マクドナルドのドライブスルー利用客の包装紙に車のナンバーを印刷して表示するというものだ。具体的にどのように車のナンバーを印刷するかは不明だが、実現すればポイ捨て防止に効果が期待できそうだ。しかし、現段階では検討中とのことで、いつ実装されるかは未定だ。
ウェールズ南部の都市、スウォンジー市評議会の廃棄物管理責任者であるChris Howell氏は、気候変動対策会議にて、ウェールズ政府がマクドナルドと会議を開き、食品包装に車のナンバープレートを印刷する案について検討されていると語ったそうだ。
Howell氏はまた、「本当に良いアイデアだと思うが、現時点ではいくつかの困難がある」とコメント。「もし、マクドナルドだけがこれを実行すれば、多くの人はバーガーキングに行くだろう」と付け加えた。ポイ捨て防止の効果は見込めそうだが、他のファストフード店と協力して実施する必要がありそうだ。
この案は、2年前から請願されていたものだとか。ウェールズでは、最初のコロナウイルスによる封鎖が終了したのち、ドライブスルーを利用する人が増え、ゴミのポイ捨てが急増していた。そこで、2年前にPlaid Cymruという政党が、ファストフード会社に対し、ドライブスルー利用客のナンバープレートを包装紙に印刷するよう求める請願を開始していた。
