レバレジーズは12月5日、「フリーターの採用意欲に関する実態調査」の結果を発表した。調査は10月24日~26日、中途採用を行っている企業の採用担当者300名を対象にインターネットで行われた。なお、同調査における「フリーター」とは18〜34歳の非正規雇用のこと。

  • フリーターは採用対象者に入るか?

    フリーターは採用対象者に入るか?

中途採用において、「フリーターは採用対象者に入るか?」と聞いたところ、6割以上の企業が「採用対象者として考えている」(65.0%)と回答。また、実際に中途採用(正社員)でフリーターを「採用している」企業は66.4%、「以前は採用していた」企業が18.3%と、「フリーターを正社員として採用したことがある」企業は約8割にものぼった。

  • フリーターの採用を辞めた理由

    フリーターの採用を辞めた理由

「以前は採用していた」と回答した企業に、フリーターの採用を辞めた理由を聞いたところ、「新型コロナウイルスの影響により採用人数を絞っているから」「短期離職が多かったから」(ともに38.2%)が多く、次いで「採用条件や基準に変更があったから」(26.5%)、「早急に採用する必要がないから」(29.4%)がともに約3割あることから、採用ボリュームが縮小するとフリーターの採用を中止する企業があるよう。

また、企業規模別にフリーターの雇用実績をみると、「101〜500人規模」では6割強、「1,001人以上規模」では8割強と、会社の規模が大きくなるほどフリーターの雇用実績が高くなり、会社規模が大きいほど過去の経歴よりもポテンシャルに重点を置いた採用を行っていることがわかった。

  • フリーターの採用を始めた目的

    フリーターの採用を始めた目的

続いて、フリーターの採用を始めた目的を教えてもらったところ、「採用数を確保したいから」(53.6%)、「早急に人員確保を行いたいから」(39.7%)など人手不足を補うための理由が上位に。一方で、「人件費を抑えたいから」(28.9%)、「採用コストを抑えたいから」(28.4%)など、コストに関わる回答は約3割となった。